番外編5 マヤ編 叶わない誓い
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を・・・
マ「こ、怖かったよ・・・」
涙が頬を伝って床に落ちる。誓ったのに・・・もう泣かないって、誓ったのに・・・私は恐怖と悔しさの大粒の涙をこぼした。気づいた時には、私はナツの腕の中で泣いていた。
ナ「泣きたい時には泣け。お前は、俺やハッピー、仲間が、必ず守ってやる。フレイとの、約束なんだ。」
ナツの抱き締める力が強くなった。フレイ・・・いつ、そんな約束したの・・・?
ハ「ナツ、とりあえずギルドに行こう。その方がマヤも安全だよ。」
ナ「だな。マヤ、歩けるか?」
マ「うん・・・ありがとう、2人とも。」
私は重い足取りで、ナツとハッピーに支えてもらいながらギルドに向かった。
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ギルドに着くと、
ユ「マヤ!?」
ル「ど、どうしたのっ!?」
ウェ「大丈夫ですかぁっ!?」
ユモとルーシィとウェンディがすぐに駆けつけて、グレイとリョウとエルザとショールとトーヤとシャルルも駆けつけてくれた。もう絶対に誰にも心配をかけない・・・これも誓ったのに・・・
リョ「どうしたんだよいったい!!」
ナ「火炎石を狙うやつがマヤの家に押し掛けて来たんだよっ!!」
ハ「男が5〜6人来たんだよっ!!何とかナツとおいらで追い払ったけど。」
エ「火炎石だとっ!?」
ト「その事はギルドの人たちしか知らないはずなのにどうして・・・!!」
ショ「人間の耳は地獄耳だからな。どこかで情報を入手して、街中に広まったんだろうな。」
街中に・・・火炎石の事が・・・ドクンとショールの言葉に心臓が鳴る。
シャ「このままだと、マヤが危ないわね。」
グ「家にいても、街を歩いても、危険だな。」
ドクン、ドクンとまた心臓が鳴る。
マ「私、これからどうしたらいいの・・・?」
私はその場に頭を抱えてしゃがみ込む。
ウェ「そうだ!マヤさん、フェアリーヒルズに引っ越したらどうですか?」
ウェ以外「えっ?」
フェアリーヒルズって、エルザやウェンディ、シャルルやユモが住んでいる女子寮の事?
エ「確かに、女子寮なら男子禁制だからな。」
リョ「それに、ギルドに加入してる者以外の人も禁制だからな。」
・・・何で、女子寮の事をリョウがこんなに知ってるんだろう?まさか、覗いてたりして・・・
ナ「俺は引っ越しするのは反対だな。」
ハ「おいらも反対だよ。」
ト「何でですか?その方が、マヤさんも安全なんですよ。」
ナ「確かに安全だけどよ、マヤのベッドで寝れねぇし、マ
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