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バカとテストと死んだ世界戦線
野球大会開幕っ!!
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第一グラウンド

野球大会当日となり、僕達は凄い緊張と恐怖でいっぱいだった。なぜかと言うと、この野球大会で一般生徒よりも劣る成績をとってしまうと、ゆりさんの死より恐ろしい罰ゲームを受けることになるのでみんな気を引きしめていた。
じゃんけんで先攻、後攻を決めると僕達が先攻になり、日向君は速攻で打順を決める。

日向「じゃあ、一番は音無、二番は俺、三番は椎名、四番は野田、五番は吉井、六番は島田、七番は霧島、八番は坂本、九番はユイだ」
野田「待て!!なぜ俺は一番じゃないんだ!!」
日向「まぁまぁ、落ち着けって。お前は俺達のチームにとって主戦力だからちゃんと力を溜め込んでもらわないとな。期待してるぜ!!」
野田「ふっ…まぁいいだろう」

何か…野田君って本当に単純だなぁ……

日向「とにかく、ここで負けたら罰ゲームくらうからな。頑張ろうぜ!!ファイト、オー!!」
「「「「お……おー…」」」」
日向「……驚く程に団結力がないな…」

そしてぐだくだなまま試合が始まった。最初に打つのは音無君だ。相手がボールを投げると音無君はいいところにボールが当たり、レフトの方向に飛ぶ。よし!!いい当たりだ!!

野田「そんな、ものかぁぁぁ!!」

そこに野田君が音無君が打ったボールを音無君に向かってハルバートで打ち返した。

「「「「はぁぁぁぁぁぁ!?」」」」

僕達は野田君の予想外の行動に思わず声を上げる。

音無「なんだと!!このっ!!」

音無君も打ち返されたボールをまたバットで打ち返して、野田君もまた打ち返してそれが繰り返された。

日向「そんな競技は存在しねぇぇ!!」
審判「……アウト」
ユイ「アホですね…」

日向君のツッコミと同時に審判のアウト宣告が入り、ユイは呆れた声で言う。

雄二「日向、あの二人止めた方がいいか?」
日向「すまんが頼む。止めてくれ…」
雄二「了解っと」

その後、雄二は二人にバックドロップとジャーマンスープレックスで仕留めて二人を担ぎながらベンチに戻って来た。

雄二「ほい、一丁上がりっと。姫路、この二人を介抱してくれ」
姫路「あ、はい分かりました」

姫路さんは二人に濡らしたタオルを額に乗せ、そっとさせる。流石は姫路さん、手当てもお手のものだ。
それから日向君と椎名さんがヒットを出す。次は野田君の打順だが、雄二がさっき仕留めたため代わりに雄二が打つことになった。雄二の奴は面倒くさそうにバッターボックスに立つと、相手は楽勝だと思っているのかど真ん中のストレートを投げる。

雄二「あらよっとぉ―――!!」

その球を雄二は思い切り力を込めて打って、球はあっという間に場外に飛んでいった。

審判「ホームラン!!」
日向「おぉ!!す
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