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俺はシカマルの兄だったようです
二十四章
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さぁさ、始まりましたサソリの試合

まぁどう転んでもサソリが勝つんでしょうけどね!?

「よろしく頼むじゃん(チッ・・・我愛羅に似てて気味悪いじゃん

本当にあの悠太の仲間なのか?)」

「・・・・テメェ傀儡師だな

下手な小細工だ・・・出て来い」

「なっ・・・よく分かったな」

カンクロウはそう言いながらグルグル巻きの包帯の中から出てくる

それと同時に、サソリと対面していたカンクロウは

傀儡になった

「ククッ・・・簡単なことだ

俺もお前と同じ・・・傀儡師、だからなァ」

そう言って巻物を手に持つ

中には氷の印

「口寄せ・氷羅」

出てきたのは俺の良く知る傀儡の1つ

「うわー・・・やる気ねェな、アイツ」

氷羅とは、アイツがよく使う傀儡の1つ

とにかく早く終わらせたい時ようの傀儡で

即効性の毒を凍らせた氷を使う

「え〜・・・では、これより

サソリ対カンクロウの試合を始めます 始め!!」

「烏!!」

そう言って先ほどの傀儡を操るも

サソリは片手で操る氷羅で軽くあしらう

「テメェ・・・まさかとは思うがその一体だけか?」

「はっ!テメェごときに何体も居るわけないじゃん!

烏一体で十分じゃん!」

「クククッ・・・ずいぶんと評価してくれんだなァ

俺の作った傀儡を」

「っ!!?何っ」

「なんだ、知らなかったのか

それは俺が餓鬼の時に作って、砂隠れに売り飛ばした奴だ

あん時は随分と大金を貰ったもんだ」

そう言って笑うサソリの笑みは

いつもながらに恐い

さすが原作の悪役キャラ〜・・・

「っ…じゃぁ手の内は」

「テメェが改造してねェなら全て知っている

まぁ・・・知らなくても勝てるがな・・・

氷毒雨」

空中に向けて放たれた氷は毒々しい紫を輝かせながら

カンクロウのもとへ落ちてくる

「うわあぁぁぁああ!!!!!!」

「ククッ・・・安心しろ

即効性の神経麻痺の毒だ

3日もすれば治るだろうよ」

「勝者サソリ選手」

これで俺達の班は全員で第3試験出場が決まった

サソリが戻って来ると同時に

ナルト達が駆け寄ってきた

「悠太の兄ちゃん!!」

「ようナルト

お前は無駄に元気だな」

「へへっ!俺ってば元気が取り柄だから

でもまさか兄ちゃんの班が全員合格するとは思わなかったってばよ」

「まっ…まぁな」

痛い、痛いよ・・・そんな目で見られると

サクラやいの、シカマルを傷つけた俺達の罪悪感がぁ…

「・・・あの傀儡師、案外強かったんでしょ?サソリ」

「・・・・さぁな
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