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遊戯王GX−音速の機械戦士−
−明日香争奪戦−
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ニスコートってどう行くんでしたっけ?」
「テニスコートなら校舎に入れば分かるノーネ。」
「どうも。」
今度こそ俺はテニスコートに向けて走り出した。


「遅いぞ遊矢くん!!青春は待ってはくれないんだぞ!!」
テニスコートに入った瞬間、この暑苦しい奴に絡まれた。
「…十代、どういうことなんだ?」
「いやぁ…色々あってさあ。」
状況説明。
色々あってテニス部に仮入部することになった十代。
テニス部の練習はキツかったが、十代は持ち前の運動神経でやり遂げた。
その時、偶然立ち寄った明日香が十代と話をしているのを見て部長の綾小路が激怒。十代にデュエルを挑んだ…それだけなら俺には関係なかったのだが…
「よくわかんねぇけど、遊矢の方が明日香と仲が良いぜ。」
との十代の言葉に、
「ならその遊矢くんを連れて来るんだ!!」
という一言で今に至る。
「理由が分からん…」
「いいからデュエルだ!!青春から逃げることは出来ない!!」
黙れ暑苦しい。
観客は明日香と十代。
「ま、やるからには楽しんで勝たせてもらうぜ!」
デュエルディスク、セット。
「このデュエルで勝った方が、明日香くんのフィアンセだ!!」
「ええっ!?」
なんかいきなり景品にされたぞ、明日香。
「「デュエル!!」」
デュエルディスクに先行と表示される。
…俺は、大体先行をとると苦戦する。
「俺のターン、ドロー!」
まずは頼むぜアタッカー!
「俺はマックス・ウォリアーを召喚!」
マックス・ウォリアー
ATK1800
DEF800
「それが噂の機械戦士かい…!!」
「ああ。あんたもこいつらに文句を言うタチか?」
オベリスク・ブルーとオシリス・レッドにはケチをつける奴が多い。
「いや!!他人に何を言われようと自分の仲間を信じる…まさしく青春だ!!」
言ってることは良いが暑苦しい。
「ターンエンドだ。」
「僕のターン、ドロー!」さて、どんなデッキだ?
「カイザーと同等と呼ばれた僕の実力を見せてあげよう!!」
「亮と同等だと…!?」
そいつはヤバいかもしれない。
「通常魔法、サービスエースを発動!手札からこのカード以外のカードを一枚選択し、相手にそのカードの種類を選ばせる。」
…どういう効果だ?
「さあ、選びたまえ。モンスターか、魔法か、罠か。」
普通のデッキにはモンスターカードの方が多いだろう。
「モンスターカードだ。」
「不正解。このカードは罠カード、セキュリティー・ボール。相手が外した場合、選んだカードを除外して相手に1500ポイントのダメージを与える!!」
「何だと!?」
遊矢LP4000→2500
「15−0。更にカードを二枚伏せ、プラズマ・ボールを守備表示で召喚!!」
プラズマ・ボール
ATK900
DE
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