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俺様はフリードリヒ大帝
第四話 「第13艦隊発進!!」
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第四話 第13艦隊発進!!

オーディン ノイエ・サンスーシ宮殿 フリードリヒ4世
 ヤンがイゼルローン要塞を攻略するのは明らかだ。難しいのは要塞が陥落しないいけないということだ。だってイゼルローン要塞が同盟の手に渡らないと停戦の口実が作れないからね。まぁ万が一ヤンが失敗しても打つ手はある。
 今の内から少しずつ門閥貴族の不満をかうような行動を取らないといけない。その内の一つがアンネローゼを俺の側におくことだ。アンネローゼを皇帝秘書官にするんだ。原作のヒルダのような役目だ。秘書官は殆どの時間を皇帝の側で過ごす。門閥貴族の女性が皇帝秘書官になればそれは事実上の側室になるということだ。だから門閥貴族は不満に思うだろう。「我々伝統ある門閥貴族を差し置いて下級貴族を秘書官にすえるとは!」ってね。アンネローゼの皇帝主席秘書官就任はラインハルトの怒りを買いそうだから危険なんだがそれだけの価値はある。アンネローゼに直接頼んだら、弟と相談して決めさせてほしいと言っていた。
 ところで原作とちがってラインハルトが軍に入った理由が母親を交通事故で亡くしたからということになってる。ラインハルトの父親は妻の死後、酒浸りになって病死している。ラインハルトの母親をはねた車には当時の皇帝オトフリートと門閥貴族の筆頭ブラウンシュバイク・リッテンハイムが乗ってたんだ。ラインハルトは母親を殺した皇帝と門閥貴族を憎んで軍に入った。原作では後宮に入れられたアンネローゼはこちらの世界では軍の後方勤務部隊の事務職として働いている。多分、皇帝と門閥貴族の手を逃れてのことだろう。門閥貴族と言えども軍人に手を出したらさすがに問題になる。それと帝国軍では後方勤務担当の軍人は女性が多い。門閥貴族の子弟も後方勤務に回ることが多いけど門閥貴族が女軍人を手込にするという話は殆ど聞かない。意外かもしれないけど、帝国軍は女性軍人へのセクハラにかなり五月蝿いんだよ。
 でだアンネローゼに会う機会があった。アンネローゼに直接、皇帝主席秘書官への就任を頼んだ時だ。リアル・アンネローゼすげぇ美人やった。女性用の士官服姿だったから凛とした美しさがあるんだ。しかも巨乳なんだよ。思わず見とれちゃった。アンネローゼは俺の嫁。さすがはラインハルトの姉ちゃん。

 ゲフンゲフン。話がそれた。銀河帝国は本当にボロボロの状態だ。戦争のやり過ぎで従軍率が5%にまでがあがってる。全人口の内5%が兵役についていると言う事だ。ここまで従軍率が高いと社会で労働力が不足して実態経済に悪影響がでる。常備軍の総兵力は全人口の1%が限界なんだよ。とにかく社会は軍に人を取られすぎて人材不足になっている。 さらに戦争と門閥貴族の私腹を肥やすための凶悪な税制のおかげて何十年もデフレが続いている。帝国の財政政策はすこぶる悪い。それに総人口も問題なんだよな
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