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英雄伝説 零の軌跡 壁に挑む者たち
20話
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うのができるわけで、それでもああいう風に出すには溜めなくちゃならんし出したら出したで滅茶苦茶疲れるけどな」

「導力器はその力の増幅や制御装置でもあるんだ。そして武器についてる導力器がエネルギーで増幅されて威力も上がる。でもランディみたいに技に反映させられるまで行ってるのは本当に凄いよ」

「ようは気合を撃ち出してるだけだぜ?褒めんなって」

ランディとロイドが話を引き継ぎ、ランディの凄さを称えたのだが、警備隊にはあれぐらい出来るのがゴロゴロいるぜと謙遜したが、実際は警備隊の隊員は導力兵装で補う部分が多いため、戦術導力器の補助を得つつも教官や部隊に数人いるエースクラスの隊員しか出来ない芸当である。

「達人になると導力器の補助なしでエネルギーを操ってアーツのようなことも出来る人がいるみたいですけど、私は体内エネルギーより安定してる導力器のEPの方が使いやすいですから」

「みんなの武器も導力化しているのはエネルギーの変換とその補助を受けてるからなのね」

トンファーやハルバートまで導力化しているのは体内エネルギーと導力を威力に変換するためである。導力銃も導力弾の故障さえしなければ弾切れが起こらない。非常に使いやすく既存の兵器の延長線上にあった。
これらに比べると魔導杖は中距離装備だが導力波による面攻撃が出来たり、導力器の補助も行えるという導力器の支援装備の側面が強い。
これらの武器でもっとも普及率が高いのはやはり銃である。
それは近代化、導力化の流れで誰もが簡単な訓練で使えるようになるという世界の当然の流れであった。
しかし豊富な戦闘経験を持つ者は白兵戦に長け、遊撃士や各国の特殊部隊などは体内エネルギーを戦術導力器の補助でよく使いこなしている。
鍛錬の結果でなければ行えなった能力強化を限定的にでも使用できることは個人能力を大幅に引き上げる。
そして自分のエネルギー自体が武器に使えると。
政治や歴史などを学んできているので戦略などの大規模な視点を得ているが、こういう身近な戦闘的、技術的なことには疎いエリィは、元々競技用で始めた銃以外の武器をほとんど意識していなかったこともあり非常に勉強になった。
実地というのはやはり新しい視点で学ぶべきことはたくさんある。

「まあ俺は闘気で殴りつけたけど、ティオすけみたいにアーツ主体でも良いんだし、ちょっとずつスタイルを作ってけば慣れてくって」

ランディやロイドなど接近戦が主体になれば武器への体内エネルギー供給量の強化、闘気を錬ることが身体能力も含めて殴りつける武器の威力の上昇に繋がる。
ティオやエリィは武器の関係上、体内エネルギーよりもその後の導力エネルギーの制御が武器の威力上昇に繋がり、導力器への安定した導力エネルギーの供給こそが複雑なアーツの使用に繋がる。
同じエネ
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