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少年は魔人になるようです
第52話 魔人と計画とフラグが蔓延るようです
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文はお決まりですか?」

「え、あの、えと……。」

「おい、行けって!つーか行かないんなら俺が行くぞ!?」


男客に呼ばれ、営業スマイルを忘れずに注文を取りに行く。

・・・実はこのカフェ(?)、メニューの裏側に小さく隠しメニューがある。

値段はなんと千円。しかし噂が噂を呼び最早一番人気。それは、ズバリ!!


「落ちつけ……クールになれ俺。行け、行くぞ、行くんだ……。」

「あ、あのー……。」


「「す…………スマイルください!!!!!」」


・・・・・・いい加減、やめてくれないかな?

Side out


Side 愁磨

ザッ
「超、教室に行ってた俺からの報告だ。ネギの姉――正確には従姉が来た。」

「従姉……?ええと、ネカネとか言うたアルか。」

「ああ。俺について来るらしくて、あいつはこっちに来れない。

ダブルブッキングだけは無いから安心だが……。」


問題は無いように見える――が、計画上敵味方をハッキリしておかないといけない。

無論、敵になるからと言ってどうこう出来るわけではないのだが。


「困ったな……。ネカネは『人間』じゃないから攻撃出来ない――って言うか

とてもじゃないけど危害は加えれん。」

「そんな事は分かってるネ。……まぁ、大丈夫だろう。あなたならいつも通り、

なんとか説得するアルよ。」

「それもそうだが……。いや、俺はフォローに回るからもう一人出すぞ。」


そう言うとカシオペアを起動させ、十数秒前のこの部屋に跳ぶ。

すると、その時部屋に居た俺と跳んできた俺、超と言う構成になる。


「うわっ!?ま、またアルか……。何度見ても心臓に悪いアル。」

「申し訳ない。…で、全員がいる世界線はここで合ってるか?」

「ああ、間違いない。と言っても、他の世界線にも最低一人は俺がいる訳だが。」

「だから良いんだってそう言うのは……。」


超には言っていないが、この俺達が持っているカシオペアは超の持っているそれではない。

俺が創った物で、跳んだ時間の俺はそのままその時間軸の別の場所へ行くだけ。

そして、跳んだ先にも俺が出る。

――つまり、使った時点で分裂している、と考えればいい。

何故そうしたかと言うと・・・俺のいない時間軸の皆とか考えたくなかっただけで。

増えた俺どうすんの?とか全く考えてない。


「これこれしかじか。」

「かくかくうまうま。」

「うむ。じゃあ俺は俺とネカネを見張りに行く。」

「訳が分からないヨ!!」


思考を共有していないため、事情を把握できなくて頭を抱える超。

知った事か。説明する気もない
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