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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第84話 叶わない夢
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パイダーパレイド)」

魔法陣から大量の蜘蛛が出て来た。気持ち悪いな・・・その大量の蜘蛛が俺の前で停止した。

ス「これが止めっす!蜘蛛の呪い!!(スパイダーカース)」

蜘蛛全員が俺に視線を向ける。その蜘蛛たちの目は怪しく赤く光っていた。

ギ「!!!」

いきなり体に負担がかかったように、体が重く感じた。これが、蜘蛛の呪い・・・なのか?

ギ「クラッシュ!」

俺は魔法で蜘蛛を弾き飛ばした。弾き飛ばされた蜘蛛は次々に消えていく。

ギ「ふぅ〜、初めてだぜ。蜘蛛の呪いにかかったのは。」

ス「・・・ギ、ギルダーツさんて、意外に呑気なんっすね・・・」

ギ「まぁな。クラッシュ!」

ス「!!うわぁぁぁっ!!」

まだ砕けるほどじゃねぇ。でも、骨の1〜2本は折れてるかもな。

ス「う・・・あぁ・・・」

スパイダーは起き上がれずに呻き声を上げるばかり。あちゃ〜、ちっとやりすぎちまったか。

ギ「悪ィ。ちっと力が入りすぎちまったみてぇだ。」

ス「こ、このくらい・・・慣れてるっす・・・」

ギ「?」

骨が折れる事が慣れてる?何度も骨を折った事があるのか?

ス「ま、まぁ、そんな感じっす・・・」

一瞬、こいつの目が悲しそうに見えた。

ス「と、ともかく・・・俺の負けっす。小娘・・・いや、動物姫(アニマルプリンセス)はあの飛行船の中にいるっす。たぶん、マスターと一緒に・・・」

ギ「そうか。」

ス「楽しかったっす。ギルダーツさんはやっぱり強いっす。ありがとうっす。」

な、なんでお礼を言うんだ?

ギ「じゃあな。」

ス「お元気でいてほしいっす!」

俺はカービフェンの街を抜け、待機所に戻ることにした。

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             『ここからマヤ目線でいきます。』

ビー「スパイダー第1号がやられたか。」

災いの天使(ディザスタエンジェル)のマスターが独り言のように呟く。

マ「第1号って何?あいつ等ロボットなの?」

ビー「いや、あいつらは人間そのものだ。」

じゃあ、第1号ってどうゆう事?すると、

ス「ただいま戻りましたっす。」

えぇっ!!私の隣にいつの間にか男が立っていた!!どうやってここまで来たのっ!?

ビー「ギルダーツに敗れたのか?」

ス「そうっす。」

ギルダーツに勝つ事が出来るのはマスターぐらいじゃないのかな?ミラが以前言ってた。ものすごく強いってっ!!

ス「骨を2本くらい・・・」

骨折れたのっ
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