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少年は魔人になるようです
第41話 魔人は戦い、少年が動くようです
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……装着"グレイソード"。」


左手に顔のついたオレンジの機械腕と剣を装備した愁磨さんが、飛ばされた10mを音も無く詰め、

僕の首に剣を突き付ける。


「……のであれば、ここで……。」

「ぅ、え………?」

「………じゃあな。先に逝ってナギとエルザさんを待つと良い。」


愁磨さんが最初何を言ったか聞こえなくて聞き返そうとしたけれど、

殴られた衝撃で喋れなかった。そして剣が振り被られて、僕の首を撥ね――――


――カロン
「フォッフォッフォ。あまりオイタが過ぎやせんかのう、愁磨殿。」

「クク、老体に鞭打って登場とはご苦労な事だ。」


ずに、下駄の音をたてて現れた学園長先生の指二本に止められていた。

学園長先生は、言葉はいつもと変わらないけど・・・雰囲気がいつもと全然違う。


「学園長!!」

「ネギ!!」 「アニキー!」


続いて、見た事のない魔法先生10人くらいと、明日菜さんとカモ君が来た。


「おやおや、随分連れて来たな。」

「………勝手について来ただけじゃ、危害を加えんでくれんかのう。」

「ウフフ、そんなの無理に決まっているでしょう?」

「・・・・・・・・・・。うにゅ・・・・・。」


更に、いつの間にか僕の後ろにノワールさんとアリアさんが来ている。

二人だけだったのに、一瞬で大人数になってしまった。

学園長先生が来てくれなかったら、僕は死んでた・・・けど!これじゃ父さんの事も、僕の事も分からない!


「明日菜ちゃんと……オコジョ君。ネギ君を連れて離れておるのじゃ。」

「ハ、ハイ!!ほら、行くわよネギ!!」


先生達は構えているけれど、愁磨さんもノワールさんも何もせず、明日菜さん達を通してくれた。

僕は明日菜さんの肩を借りて立ち上がり、離れて行く。

クソッ!僕に、僕にもっと力があれば・・・・・!!


「さて、代わりに楽しませてくれ。雑魚諸君?」


愁磨さんの尊大な言葉を最後に、僕の意識は落ちた。

Side out


Side ノワール

シュウが居ないので(と言うか戦っているから)寝付かないアリアを連れて

坊やと戦ってる広場に来たのだけれど、そこには隣学区の魔法使い達と、近衛門が居た。


ホントは坊やを焚きつけて、ちょっとだけ強化を進める予定だったのだけれど・・・。

悪魔との連戦は結構経験になってたみたいで、予想以上に強くなってたのを

シュウがついつい楽しんじゃった見たい。


「いくら可愛い顔してても、やっぱり男の子なのね〜。困るわよねアリア。」

「・・・・・。」(コックリ


無言で肯定するアリ
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