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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第72話 聖十VS聖十
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のすごいスピードでジンに向かって振りかざしたが、俺の攻撃は駆けつけたイビアンによって防がれた。

ジ「イビアン、黒槍ッ!!」

イビアンの持っていた槍が黒く光りだす。それを俺に向かって投げた。俺はそれをしゃがんで避けた。が、槍はまるで操られてるかのようにUターンし、また俺に向かって飛んできて・・・

リョ「ッ!!!」

俺の背中に突き刺さった。背中から生暖かいものが伝ってくるのがわかる。黒槍はちりとなって消えて俺はその場に膝から崩れ、力なく倒れた。

ジ「ずっと憎んでたんだよ。お前の事。」

リョ「ガッ!!!」

ジンに頭を踏まれる。

ジ「俺よりも2年も遅く聖十になったのに、今ではお前のほうがランクが上がっている。ずっと憎かったんだよっ!!お前がなっ!!!」

リョ「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

さっきよりも強く踏まれる。

ジ「船でお前を見た時、これはチャンスだと確信したんだ。あの女を人質にすれば、必ずお前が来ると予測していたんだっ!!」

リョ「そ、それだけで・・・ルー、シィを・・・」

ジ「リョウ・ジェノロ、お前はここで消えろーーーーー!!!」

今すぐにでもこいつをぶっ倒して、ルーシィを助けに行きたいが、体に力が入らない。やべぇ、気が、遠くなってきやがった・・・その時、

レ「獅子王の輝きッ!!(レグルスインパクト)」

ジ「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

リョ「え・・・?」

光を纏った拳で倒されるジン。ジンを倒したやつは・・・

ル「リョウ〜!!」

レ「大丈夫?」

リョ「ルーシィ・・・めがね、野郎・・・」

な、何で、ここに・・・?

ル「レオ(ロキ)は時々勝手に出てきちゃうのよ。」

レ「それで、縄で縛られているルーシィを見つけて、君を捜してたらこの有様さ。」

めがね野郎に殴られたジンはすっかりのびている。

ル「リョウ!!ど、どうしたのいったい!?」

リョ「あ、あぁ・・・や、槍が、刺さっちまって・・・ハハハ・・・」

レ「かなり深く刺さったみたいだね。誰か来ればいいんだけど・・・」

すると、

ウェ「ルーシィさ〜ん!!」

ショ「リョウ〜!!」

うわさをすれば、やっぱり人は来るんだな。

グ「お、お前!!」

ト「あわわわわわ・・・」

みんな俺を見て顔を青くする。そりゃそうか。着ていたはかまが緑から真っ赤になってるもんな。

ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!ミイラ!」

紫色の魔法陣からミイラが出てきた。

ト「ミイラ、包帯を分けてくれないかな?」

ミイラは頷くと、トーヤに包帯を渡した。

ト「ありがとう。これで何とかなりませんか?」

リョ「
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