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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百二十八話  『出張任務(4) 出張任務の裏側で。士郎の一日』
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くなった…?」
「あぁ。おまえは将来大物になるかもしれないな」
「やった! パパに褒められたよ、ママ!」
「よかったな、ツルギ」
「うん!」

褒められて素直に喜んでいるツルギを傍目に私は思う。
まだまだ私も現役のつもりだが、それでも多少疲れた。
やっぱりツルギはすごいな…。
将来が色々な意味で楽しみだよ。

「ザフィーラ、私が相手をしてやれない時は、頼むぞ…?」
「了解した。だが、ツルギは成長したら私もそのうち本気でやらねばいかんな…才能に満ち満ちているからな。
まだ救いがあるとすれば同時に概念抽出できる数が今のところは二個というところか…?
これで三種類以上の概念抽出を同時展開できるようになったらと思うと、想像しただけで怖いな…」
「確かにな…。
後は私とシホのように属性が“剣”だけに特化しているわけではないから投影魔術は使えるがそう何度も連続でできないし、真名解放も当然できないからそこが救いか。
もしこれも私達と同等にできるとしたらと思っただけでとんでもないからな」
「あぁ、それは想像だけで恐ろしいな…」

それでザフィーラと二人で「ツルギがそこまでチートな子になんなくてよかった…」と安堵の息をつくのだった。



それからキャスター、ヴァイスやアルト、シャーリーなどとも仕事の合間にツルギは遊んで時間はあっという間に過ぎてゆき、遊び疲れたのか眠ってしまった。

「遊び疲れて寝てしまったか…」
「あぁ。ツルギも楽しんだようでよかった。
士郎、私はこのままツルギと一緒に帰る。
だから主はやて達が帰ってきたら『お仕事、頑張ってください』と伝えておいてくれ」
「了解した」
「それじゃ私達は帰るとするが、たまには帰ってきてくれ…」
「あぁ、努力する」

それで別れ際、またアインスとキスをして、私達は別れてアインス達は帰っていった。
さて、それでは夜食も気合いをいれて頑張るとするか。
明日からはまたにぎやかな食堂になるだろうからな。
頑張っていくとしようかね。
これは私こと八神士郎のある一日を描いた話である。
なのは嬢達のように続きで、マル!などとは決して言わんぞ?



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