暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
七話:着々とポイントを稼ぐ
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 親方さんに連れられて洞窟を出たついでに、お家までついていってお薬作りを見せてもらいます。

 この筋肉が、お薬作りにどう生かされるのか……!
 きっと、豪快にすりつぶしたりかき混ぜたり練り上げたり、するに違いない……!

 親方のお家では、親方の奥さんとお弟子さんが出迎えてくれます。

 お弟子さんも、ムッキムキです。
 親方ほどでは無いが。

 これは、期待できそうだね!
 前世の世界での調剤なんかからしたら想像もつかないような作業が、展開されるに違いないよ!!





 うん、普通だった。

 あんなフリをしてしまった時点で、想定しておくべきだった。

 親方さんとお弟子さんの見た目からは、想像もつかないような繊細な作業をですね。こなされるわけですよ。

 そんで、親方さんがお礼にってくれた、手織りのケープがまたね。
 繊細かつ、可愛らしい仕上がりでね。

 なんかまた、そうなんだろうなー、と思いつつ、

「わあ、かわいい!おくさんが、つくったんですか?」

とか聞いたわけよ。様式美として。

 案の定、親方さん製作でしたけどね!

 どうなってんだよ、この師弟は!
 その筋肉は、飾りか!!
 いや、飾りじゃ無いのは確認済みだけれども!
 器用だったし、その仕事が向いてないとは言わないけど!
 なんかさ!

 なんでだよ!!


 と、理不尽な思いを抱えつつ、基本的にどうでもいいことではあるのでさっさと忘れることにして、自分のお家に帰ります。
 結構遅くなったし、今から宿のビアンカちゃんを訪ねたら迷惑になるからね!

 なんだかんだで疲れたし、明日はアルカパまでお出かけのはずだし!
 やることやってさっさと寝よう、そうしよう!



 翌日、アルカパに帰るビアンカちゃん母娘を送るが一緒に行くか?と意思確認してくれるパパンにホイホイついてくお返事をして、出発します。
 行かない選択とかマジ有り得ん。

 ビアンカちゃんとの、子供時代の最後にして最高の想い出を、作るんだから!!


 親方さんはビアンカちゃん&ビアンカママンには言っても、パパン&サンチョには言わないでくれたようで(保身的なものを感じるが、ご厚意ということにしておこう!)。
 まあバレてるだろうとは言え、面と向かって咎められるようなことは無く。

 ビアンカちゃんとビアンカママンは、こっそりお礼を言ってくれました!

「ドーラが、薬師さんを助けてくれたんだってね?ありがとう!でも、あまりあぶないことしちゃだめよ?」

って、お姉さんぶって!超可愛かった!

「ごめんなさい。でも、ビアンカおねえさんのためだから。がんばっちゃいました!」

とか、殊勝に返して
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