暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幻想御手
Trick20_ま、何を言っても戯言だけどね
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
間であると同時に、前世では被験者の立場だった人間だ。
木山のやり方は間違っていると思っても、木山の行ない全てを否定はできない。

そして何より、“大きな組織”はそういうことをしていると知っている。
自分が通っている学校でも、以前は似た事をしていたと聞く。
 (幸い、今の理事長がジュディスの母になってからは廃止されたらしい)

信乃が世界を回っていたときも人体実験の現場を何度も見て潰してきた。

御坂も何も言えずに立ち尽くすしかなかった。



次の瞬間

ズグン!

「うっ!?」

木山の頭に激痛が走った。頭を抱えてうずくまる。

「木山さん?」

「木山先生!?」

御坂と信乃はは駆け寄ろうとした

「がッ・・ネットワークの暴走? いや、これは・・」

しかし、それよりも早く木山は倒れ込んだ。


そして、木山の頭の上から白い、光の塊のような何かが出てきた。

光は集まっていき、徐々に形を変えていく。

色も付いてきて、最後に出来上がったのは


「胎児?」

木山の異変に急いで立ち止まった2人。そして出てきたものを見て御坂は呟いた。

たしかに胎児似ている。だが、大きさは3メートル以上。

そして何より、体が不透明で、完全な実物とは思えなかった。

「ギィィィィァァァァアァァアァ」

胎児は耳を刺すような叫び声をあげた。



つづく

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ