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少年は魔人になるようです
第33話 主人公薬味は、主人公魔人と遭うようです
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分かる。

普通の人間じゃ、あのクラスを纏められんのも分かる。だがしかし!!!」

「何故ナギと義姉君の息子を担任にするのじゃ?全く意味が分からぬ。」


アリカに台詞とられた!?そうそう、アリカもこっちの外国語の教師になりました。

まぁ主に3年担当だから、ネギと接触は無いと思うが。


「普通こういう場合って、シュウが担任になるものじゃないのかしら?」


確かに、担任とかに興味は無いしどうでも良いんだが。

新田先生を筆頭とした一般教師陣の反対と、刀子や瀬瑠彦・明石と言った

良識ある魔法先生からも疑問の声が挙がっているのだ。


「ふむ……。なら、条件を付けてやろう。

もしこれをネギが守れていれば、先生達は全員俺が説得しよう。責任も俺が取る。」

「フォッ、これはまた大きく出たのう……。どんな無理難題なのかのう?」

「クフフフフ……安心しろ。凄まじく簡単で、初歩の初歩の事だよ――」


Side out



Side 刹那


「あ、アリア殿。愁磨先生はどうしたのですか?」

「・・・・新しい、先生のことで・・・妖怪退治・・・。」

「そ、そうですか……ありがとう。」

「・・・・ん。あと、アリアでいいって・・・。けーごもいらない。」


これでも、ここ一年でアリアどn・・・アリアとはかなり打ち解けたのだ。

・・・最初は酷いものだった。

このちゃんと話をして、愁磨さんと・・・まぁ、頑張ろうとなったのだが、

世間話や修業の話しをしている時は居ないのに、そういう話に持って行くと

気配無く現れ、愁磨さんの背中に抱きついてこちらを睨んで来るのだった。


結局、口下手な私は2、3・・・200、300と手合わせ(イジメ)をして、漸くここまで扱ぎ付けた。

ハァ、私もしずなさんや刀子さんの様に、大人の魅力でもあれば別だったのだろうか・・・。


ちなみに、何故かこのちゃんとは犬猿の仲となっている。本当に珍しい。

と言ってもそこに関してだけであって、仲は良いのだが。


ガラガラガラ! パシパシパシトン。
「ハイハーイ、予鈴鳴り終わるまでに席に着かないと大変だぞーー。」


と、いつもの様に罠を受け止め、決まり文句を言いながら愁磨さんが教室に来た。

・・・当然、大変になるのは私達の方で。

一度神楽坂さんが遅刻して来た時に出された宿題の量を見て、

『朝は席に座って喋るべし』が暗黙のスローガンになった事は内緒だそうだ。


「えー、学期末が迫る中と言う訳で、今日は新しい副担任(・・・)の先生を紹介する。」


最早担任となっている愁磨さんではあるが、彼もまた副担任。


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