暁 〜小説投稿サイト〜
IS クロス Zero 〜赤き英雄の英雄伝〜
Mission 7  新たな男性適合者
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ISを展開してあるのに腕が折れそうだ。
だが、ここで諦めてマヤに怪我を負わせるわけにはいかない!

「あぁぁぁぁあぁあ!!!!」」

叫び、体勢を保つ。
安定した所でマヤを地面に降ろす。

「ハァ、ハァァ……だい…じょうぶか?マヤ」

「あ、は、はい!大丈夫です」

「ならよかった」

腕が、腕がしびれた……
ビリビリする。ショートに似た感覚だな。
マヤはひとしきり俺に礼を言うとISを装着しなおし、チフユの隣へと移動する。

「まさか、対戦相手って?」

リンがまさか、という疑いを持ったような顔呟くと、
チフユはその答えを予測していたように喋り出す。

「ハプニングはあったが、山田先生は元代表候補生だ。じゃ、始めるぞ小娘共」

「え?二、二対一で?」
「そ、それはさすがに無理なのでは……?」

リンやセシリアがそういうのも理解できる。
よほどの熟練者で、さらに相手と自分とにかなりの力量差が無ければ数の不利は覆しがたいのだ。
いくら生徒と教員とはいえさすがに無理なんじゃ?

「大丈夫だ。今のお前たちならすぐ負ける」

「…………」
「…………」

 自信満々に返答されてリンとセシリア引けなくなったようだ。
だが、教員といえど二対一、大丈夫なのか?
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