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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
番外編
番外編3:地上本部攻防戦
第5話
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が援護に回ってくれたおかげで,
 なんとか守り切れたみたいやね』
 
「そっか。じゃあ合流しようか」

フェイトはそう言うと,地上に向かって降下し始めた。



地上に降りたフェイトをはやて・なのはとライトニングの2人が迎える。

「おつかれさんやったね,フェイトちゃん」

「お疲れ様,フェイトちゃん」

はやてとなのはにねぎらいの言葉をかけられ,フェイトはどっと湧いてくる
疲労を自覚した。

「うん。はやてとなのはもお疲れ様。なんとか守り切れたみたいだね」

「そうやね。まあ,やれやれってとこやろか。それにしても地上本部の連中は
 ほとんど役に立てへんかったな・・・」

はやてが地上本部の建物を睨みつけながらそう言うと,なのはが苦笑しながら
はやてに話しかける。

「まあまあ,はやてちゃん。結果的に地上本部は守り切れたんだし,
 いいじゃない」

なのははそう言うが,はやては未だ怒りが冷めやらないようだった。
フェイトは,2人から離れキャロとエリオの元に近づく。

「あ,フェイトさん」

フェイトに気づいたキャロが声を上げると,エリオとともに駆け寄ってきた。
フェイトはそんな2人を抱き寄せると,声をかける。

「2人ともよく頑張ったね」

「「はい!」」

そう言って笑顔を向けてくる2人の頭を撫でていると,リインの甲高い声が
フェイトの耳朶を打った。

「大変です!はやてちゃん!」

「なにがあったんや?」

「今,地上本部の警備無線を傍受したんですけど,地上本部が建造した
 大型魔導砲のアインヘリヤルが破壊されたみたいです!」
 
リインの言葉にはやては驚きの表情を見せた。

「なんやて!?ガジェットにやられたんか?」

「いえ。まだ確実なことは判らないんですけど,どうやら戦闘機人の襲撃が
 あったみたいです」

フェイトははやてとリインの方に近づくと,会話に参加する。

「リイン,さっきの話は本当?」

フェイトが声をかけると,リインは勢いよく振り返った。

「はいです!地上本部の方でも情報が錯綜してるみたいで
 混乱してますけど,アインヘリヤルの全3基と連絡がつかないのは
 事実みたいです」

リインに謝意を伝えると,フェイトは腕組みをして考え込む。

「何を考え込んでるの,フェイトちゃん」

そう言って話しかけてくるなのはにフェイトは顔を向ける。

「うん・・・。スカリエッティが最重要と考えてた戦域はここじゃないんじゃ
 ないかと思って・・・」
 
「奇遇やね。私もそう考えてたところや・・・」

はやてがフェイトの言葉を受けてそう言った。

「どういうこと?」

なのはは首を傾げて2人
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