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転生者が歩む新たな人生
第7話 使い魔を得る
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 卒業試験として分身符(わけみのふ)を提出して3週間。なんとか、10枚用意して修行場に赴くと符術の近坂先生、神鳴流の赤木師匠が待ちかまえていた。

 2人と同時に修行することはあまりないので、嫌な予感がして恐る恐る先生に10枚の分身符を渡すと、なんかデッカイガラス玉を持ち出してきて、「今日からお前の修行はここで行う」とかワケのわからないことを言われた。


 ガラス玉?


 よく見るとガラスの中にここの道場とよく似た建物が入ってる。ガラス瓶の中に船の模型が入っているボトルシップならぬ、ボトルビルディング(びんのなかのどうじょう)だ。

 ………………。

 あれ? 「ネギま!」の中で見かけたような………。

 ………。


 そうだ、なんとか魔法球だ。

 内部と外部で時間にズレがあって中で、大幅にレベルアップできるチート級マジックアイテムだ!



 興奮しつつ詳しい説明を先生方に聞くと驚いた。
このマジックアイテムは正式名称「ダイオラマ魔法球」と呼ばれる魔法使い製のマジックアイテムで、ある一定のキーワードや魔法陣により中に入れ、魔法球の中と魔法球の外と時間の流れが違うという、原作知識通りのチートマジックアイテムだ。

 ただ、このアイテムは短期的な修行には大変有効だが、長期的に見ると短期間に歳を取るため、全盛期の活動時間が早く終わるため、地球世界ではそこそこしか活用されていないらしい。値段も高いし。

 実際レアな物になると魔法球の中で1日過ごしても、外では1時間しか経ってない(24倍速)なんてものもあるそうだ。まぁ、天文学的価格らしいけど。

 なお、先生が用意した魔法球は5倍速で、魔法球の中で35日過ごしても外では1週間しか経たない物だ。つまり5倍速く歳を取る。一応、熱田神宮の宝物の一つで、潔斎して祭事に臨む際にたまに使われる物らしい。

 で、何故今回持ち出されたかというと、分身符では肉体的な成長や変化(四肢の欠損、傷、加齢による変化)は本体には反映されないので、魔法球の中で分身符で作った分身がどれだけ過ごそうとも、本体に先のデメリットが生じない。そういうワケで、分身符の分身を「ダイオラマ魔法球」の道場に入れて修行することが考え出されたのだ。

 例えば、剣術の型を分身が1万回繰り返す。その際、型を繰り返すことによって、その型の意味や繰り返す中で自分が気付く最善のフォーム、1万回繰り返したという精神的な強化といった経験が分身を本体に統合した時に蓄積される。それが魔法球の5倍速の早さで蓄積されるのだ。まぁ、本来繰り返すことによって付くはずの筋肉などは付かないわけだが。また、瞑想等による魔力や気の容量の増加なども効果がないと思われる。

 ただ、そういった経験を5倍速で蓄積す
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