第1章 月の涙編
第22話 星空の最終決戦
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!?」
私とナツは鸚鵡返しにシャインに聞き返した。
シャ「15年前の事です。私は小さい頃から星空が好きで、毎日丘に登って眺めていました。ある日、いつものように丘の上に行き、星を見に行きました。その日はとても綺麗な三日月でした。すると、月が涙を流したのです。」
月が・・・涙を流したァッ!!?
シャ「その涙は私の手の平に落ち、それから私は星の造形魔道士になったのです。これはその時の、“月の涙”の残りです。」
な〜んか夢みたいな話だなぁ〜。
シャ「そろそろ始めましょうか。星空の最終決戦を・・・」
シャインが不敵に微笑んだのと同時に、ナツがバフッ!と広げた左手に固く握り締めた右拳を思いっきりぶつけた。
ナ「行くぜっ!先手必勝ッ!火竜の・・・咆哮ッ!!」
ナツの口から勢いよく炎が噴き出る。
シャ「スターメイク、壁ッ!!」
星の壁は虹色に輝いていてすごく綺麗だった・・・って、見惚れてる場合じゃない!私は魔
力を集中させる。地面にオレンジ色の魔法陣が浮かび上がる。
マ「我と契約した者よ、ここに姿を現せっ!ライオンのキング!」
ピィーーーーーーーッ!と指笛を吹くと、魔法陣から黄金に光る鬣をなびかせた、凛々しい顔付きのライオンが姿を現した。
キ「ガォォオオォオオオオオオッ!」
キングの雄叫びが部屋中に轟く。
マ「キング!王者の牙!」
キ「ガォォオオォオオオオオオオオオオオッ!」
鋭い牙を剥き出しにして、キングはシャインに突進していく。でもシャインはよけようともしない。ちょ、ちょっと!あれをまともに食らったら・・・!
でも、心配するのはキングの方だった。
シャ「スターメイク、鎖ッ!!」
キ「ガォ?」
キングは虹色に光る鎖で身動きを封じられちゃった!その間にシャインは私に向かって、
シャ「スターメイク、弓矢ッ!!」
先の尖った矢が私に向かって飛んで来た。私は呆気に取られてかわす事が出来なかった。
ナ「危ねーマヤッ!」
マ「キャア!」
バシュッ!と鈍い音を立てて、矢は壁に突き刺さった。
ナ「あ、危ねェ・・・マヤ、大丈夫か?」
マ「あ・・う、うん。大丈夫・・・あ、ありが・・とう/////////////////」
私は間一髪の所でナツに助けられた。ど、どうしよう・・・/////////////////か、顔が・・・熱いよ・・・///////////////////
シャ「火竜、その反射神経のすごさを褒めますわ。」
ナ「へへっ、サンキュー。」
シャ「ですが、これはかわせるでし
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