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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter9「冗談もほどほどに」
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よスケベ大魔王」

報復代わりの呼称に先日の一件を思い出してしまい、再び某親善大使のセリフが出かけるが寸での所で踏み止まった。

「何かいつもこういうシチュエーションの時は私がルドガー待たせてんね」

「そうだな。まぁ約束の時間は過ぎてないんだし問題ないだろ?」

「なんや珍しく私に優しいなルドガー。まさかまた何かやらしいこと企んどるんか?」

先日の黒歴史を引っ張り出して水を得た魚のように指でわき腹を突きからかう気全開のはやて。だがルドガーもただ弄られ続ける気は毛頭ない。

「何だ?はやては俺にいやらしい事をしてほしいのか?」

「なな、乙女に何て事聞くんや!」

突いてくる手を両手で包み片手は触るか触らない程度で触れ擦る。その行為だけではやてがドキッとしているのが目にわかる。

「俺ならはやてに今までにないくらいの快感を与えらるれると思うぞ?」

「な、なな…」

完全に話の流れを掌握し普段では決してみられないはやての姿を見てルドガーの目は完全に面白いおもちゃを見つけた目となっている。そして更に顔をはやての顔に近付け首筋に息を当てる。

「っふゅ!?」

「これくらいで動揺してるのか?ダメだなはやては、まだまだお子様なんだな」

今ルドガーは以前ミュゼに自分がやられた事と彼女のからかいを逆に返し逆手に取った方法をそのままはやてに使っている。物は試しでやってみたが想像以上に効果が出ている。

「はやてはまず何処を見てもらいたいんだ?」

ミュゼになりきり、言葉も彼女に近い発言を続け、確実にはやてを追い詰める。

「ふみゃ!」

「ここか?こっち?それとも……」

舐め回すようにはやてを下から上へとゆっくりと見続ける。かなり自分でもらしくない事をしているのはわかっているが、意外と相手の狼狽している姿を見ていると楽しい。あの普段人をからかうはやてがこうなるとは……案外ストレートにやられるのは彼女も慣れていないのかもしれない。
ミュゼもこの何とも言えない高揚感を感じる事が楽しかったのだと理解できる。だが流石にやり過ぎたと思い、そろそろ冗談だと言って切り上げようとする事にする。

だが……

「オラっ!!」

「ぐおっ!?」

左側頭部に凄まじい衝撃が襲い、玄関から地面に当たり何度かバウンド、6メートルほどふっ飛ばされ、最後は地面にキスをした状態で倒れる。

「る、ルド」

「テメエ今はやてにエロい事してただろっルドガー!!」

目の前の惨事に、その惨事にあった男を心配するはやてだが乱入者の怒号によりその声は完全にかき消されてしまう。ルドガーをふっ飛ばした張本人---ヴィータは並の者が腰を抜かすほどの殺気をギンギン放ち、右手にあるグラーフアイゼンからは熱気がた
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