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中学剣道少女〜恥ずかしい穴まで身体検査〜
第18話「私は堕ちてない!」
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も淡々と授業を進める。
「このように、性に対して一定の背徳感情を持つのが日本女性の生態ということでしょう。では諸外国はといいますと――」
 映像の中で、外国人少女による似たような映像が放映された。金髪、黒人、白人、様々な人種の同じような映像が順々に流される。それらに応じて、講師は各国の代表的な女性の反応を語っていた。
 どうやら海外でも麗華と同じ目に遭っている少女がいるらしく、中には堂々とイラつきを現しながら受け答えに応対したり、あるいは逆にケロっとして、全てを抵抗なく曝け出している姿もあった。
 それらが流されている横で、麗華は大事な部分を腕で隠し続けていた。とっくに全てを拝まれ、それだけで死に至りそうなほどの羞恥に苦しめられてはいたが、やはり自然と隠してしまう。クセのようなものでもあるし、曝け出す時間を一秒でも減らしたい心理もあった。
「そして、これが麗華さんです」
 再び麗華の映像が流されて――
『――っあ! あぁ! あ! あぁ……!』
 映像の中、自分自身が激しく性器を愛撫して、狂ったように快楽を貪っていた。もはや自分ではない別の生き物だと思いたい程、人前だというのに夢中になりきり、クチュクチュと愛液の絡む音を鳴らしている。
『ひあぁ! あ――ああん!』
 それが何度も目の前でリプレイされる。
『はぁ……はぁぁ! いい! 気持ち良い!』
 牝犬のようになった自身の顔が、麗華の前で再生される。
『――――っ!!!! っああ! あぁああぁああ!!!』
 自分自身のイき果てる姿を見せられるなど、羞恥的な一種の刑を味わっている気分で仕方がない。認めたくもない自分の姿を確認させられ、麗華はより反発した。
(私は堕ちていない! 堕ちてない! こんなことでは堕ちない! 堕ちないんだ!)
 しかし、再び同じシーンが再生される。
『――――っ!!!! っああ! あぁああぁああ!!!』
 映像の麗華は大きく背中を仰け反らせ、ソ潮の噴水を巻き散らしながら絶頂する。吹き出した膣液がレンズを汚し、画面全体に水滴とわかるような陰りが付着する。
(違う! こんなの……)
『――――っ!!!! っああ! あぁああぁああ!!!』
 さらに再び再生され、自分自身の絶頂の喘ぎ声が頭に響いた。

(違う! 違う! 違う! 私はあんなに堕落しない! こんな人前で、あんなに乱れたりしない! 違う……違う……)

 認めたくない。
 ただそれだけの思いに、麗華は打ちひしがれていた。
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