暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
出会い
Trick06_ね、琴ちゃん?
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


「ゲホッ! 一度・・離・れてもらい・・ますか? ジュディスちゃん・・」

走ってきた勢いをそのままに抱きついた。

つまり全体重をかけたタックルを信乃はくらった。

ちなみに信乃の鳩尾の位置にジュディスの頭がぶつかった。

≪ジャストミート!! これは痛い!≫ と実況が聞こえそうな当たり方だ。

「西折のおにーちゃん〜! 探してたんだよ〜! 風紀委員(ジャッジメント)
 なるって聞いたからその場所をお母さんに教えてもらったから
 会いに行こうとしてたんだよ〜!」

そんなことは気付かずに楽しげに話し続ける少女、ジュディス。

信乃の頼みを無視して今だ抱きついている。

信乃は痩せ我慢をしているせいか、体勢は崩していないが顔は引きつっていた。

「とにかく離れてください・・ゲホッ・・いきなり抱きつくのは良くないですよ・・」

冷静を装ってしゃべるがやはり苦しくてせき込んでいる。
それを見て御坂達4人は苦笑いしていた。




どうにか離れてもらったが、ジュディスのテンションは“ハイ”のままだ。

「あのねあのねあのね〜! 風紀委員の支部に行ったらね〜! そんな人は来ないって
 支部の人に言われてどうしよ〜と歩いていたら〜おにーちゃんが歩いてきたから
 嬉しくて飛びついちゃった〜!」

満々の笑みと体全体で喜びを表現するジュディス。ピョンピョン跳ねながら
しゃべる姿は小動物を連想させて可愛かった。

「支部の人に来ないって言われたの? どういうこと?」

「あれ? お姉ちゃんたちは〜だれ〜?」

「私は初春飾利っていうの。西折信乃さんとは同じ支部で働くことになったんだよ。
 よろしくねジュディスちゃん!」

「白井黒子、同じく風紀委員ですわ」

「佐天涙子よ、よろしくね」

「私は御坂美琴。風紀委員じゃないけどたまに悪者退治してるわ!」

なぜか誇らしげの御坂。無い胸を張って言う。

「なぜか失礼なことを言われた気がするんだけど?」

「気のせいですよ御坂さん。
 それよりもジュディスちゃん。4人とも、昨日のジュディスちゃんを助けるのを
 手伝ってくれましたよ。すぐ帰ったからわかりませんでしたかね?」

「そうなの〜!? お姉ちゃんたちありがと〜!!」

4人へとお礼を言うジュディス。

「さっきの話になるけど、支部の人に来ないって言われたの?」

初春が先程の質問を繰り返した。

「うん〜! 体が大きくてゴリラみたいなおじさんが言ってジュディを
 追いだしたの〜!!」

「私達の支部にゴリラみたいな方はいませんわよ?
 氏神さんの間違いではないですの?」

「ジュディスちゃんの行った場所ってあそこにある?」

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ