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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第22箱 「オレは絶対!!生徒会には入らない!って ぎゃあああっ!!」
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の前じゃねー。≪人の上≫に立つのに慣れてんだ!」


………目を覚ました善吉はやれやれ、と面倒くさいといった表情になる。

「んー あー そりゃそーだね!そーでなきゃ1年で生徒会長なんかなれっこないか♪」

不知火がにやっと笑いながら同意していた。

人前には誰でも立つ事が出来る。

でも、【人の上】に簡単に立てるか?っと問われれば 劉一じゃなくても無理と言うだろう。

だって、それは異常だって思えるんだから。

「ははは… でも それはそれで異常だと思うよ。 それに彼女の支持率にしてもね?」

劉一は、今回の生徒会選挙での彼女の支持率を思い出しながらそう言う。

思い出そうとせずとも、脳裏に焼きついているんだ。

あの【結果】を。

「ははは!そうだね〜♪ なんたってぶっちぎりのNO.1だもんねー! まっ!かくゆう あたしもあのお嬢様に清き一票をささげたわけですが〜〜♪
あのお嬢様は、全国模試では常に上位をキープ!その偏差値は常識知らずの90を記録っ! 手にした賞状やトロフィーは数知れずっ! スポーツにおいてもあらゆる記録を総なめ状態!実家は世界経済を担う冗談みたいなお金持ちっ! んで、なんとっ!全長263メートル 高度6万フィートをマッハ2で飛行するっ!おっまっけにインテル入ってる♪」



“スパァァァン……”



……最後まで言い切ったと同時に劉一はとりあえず不知火を何処から出したのか、ハリセンで軽く叩いた!

「不知火?もうちょっと分かりやすい規格外を言ったほうがいいよ!確かに凄いのはよ〜〜く伝わるけど途中からすごーーく分かりにくいっ!」

劉一はつっこむ!!

でもこれじゃ、どっちがボケ役なのかわからない……。

「……いやいや、途中から人類じゃなくなってるじゃんかよ!そこを突っ込んだんじゃないのか?≪劉一≫」

だからこそ、善吉がツッコミ役を買って出てくれたようだ。

でも、劉一は……。


“ビクッ!”っと体を震わせた。


善吉に名前で呼ばれるのはまだ慣れてなかったから。

善吉は苗字をで呼ぶより、名前で言う方が好きみたいなんだ……。


でも、劉一は、とりあえずは平静を保ってるから、特に問題ないと思う。

善吉も不審に思ってはいないようだった。



前髪で大分印象が変わるんだ。

ある程度、実験してみたけど、分からないよ!って言ってくれた人!10人中9人だったっ!

勿論善吉も気付いてない。

自身はちょっとずつだけど、ついた。

でもめだかちゃん相手にその実験はしたくない。

ものすっごく不吉。

嫌な予感が猛烈にするからだ。






劉一は気を取り
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