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なのは一途のはずがどうしてこうなった?
第三十五章 復帰と戦闘民族性
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各、友人、部隊員の手厚い看病により、5日間で怪我は完治した。
失うモノもあれば、得たモノもあった。
イメージトレーニングで掴んだ感覚を、身体に染み込ませて運用する。
病み上がり状態だが、完璧だ。

機動六課は、ヴィヴィオ奪還及び、ジェイル・スカリエッティ一味逮捕の方向に向かった。

理想としては、地上本部との連携を考えていたが、やはりというか。
縦割り社会。協力は出来無い。そして、調査資料の提供もなし。
早い話、地上本部の援護は無し。
はやてが、後見人に根回ししてあり、色々と面倒な事は黙認されるようだ。
機動六課の本来のロストロギア関連の危険な任務を扱うを拡大解釈して、ロストロギア確保の先にジェイル・スカリエッティがいて、捕らわれたヴィヴィオがいる。
邪魔だから、ジェイル・スカリエッティ一味は逮捕する。
捕らわれたヴィヴィオは保護する。
建前上はそう言う事だ。

「退院祝いにケーキかよ……」
「甘いもの、好きでしょ?」

ヴェロッサ・アコースは、遅刻やサボリ癖のある甘党だ。
査察官としては優秀なのだが、お手製のケーキやらお菓子を作る優男を演じる役者である。
レアスキルで脳内を調査できるという変態だ。
男性局員からは気持ち悪い系として扱われているが、本人は気にしていない。

「ケーキはありがたく頂くが、顔が近いんだよ。気持ち悪い」
「ははは、ツレナイね。いつも通りだ」
「それで? ケーキ渡して終わりじゃ無いんだろ?」
「おや? どうしてそう思うのかな? ミウラくんは」

アコースは優秀だ。
どうしよもなく。
そして、お人好しだ。

「サボりは、はやてに協力して敵のアジト探しか?」
「うん。そうだよ」

ハッキリと応えた。
いつもそんな感じならモテるだろうに。

「シャッハさんも連れて行け。お前だけじゃ、不測の事態が起きたら捕まるぞ」
「ああ、そのつもりだよ。シャッハもノリ気だったからね……」

定期的に戦闘しないと変になるという病気を患っているからな。
シグナムも同じ病気だ。
……戦闘奇人……!
ギンガが伝染った。

「シャッハさんがノリ気とは、荒ぶるトンファーが見れるな」
「怒られるよ。ミウラくん」

トンファー武術に触れると強制的模擬戦だからな。
トンファー関係ないじゃんと突っ込んではダメだ。



死の淵から蘇ると強くなる戦闘民族の物語がある。
実際問題そんなものはフィクションであり、そうそう簡単に強くなるわけがない。
しかし、人体の構造的に骨が折れて治ったら折れた部分の骨は太くなると言う。
魔力も同じで、限界近くまで使うと次は枯渇しない様にと容量値が上がる事がある。
機動六課の訓練にも反映されている魔力量の容量値アップにも使
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