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なのは一途のはずがどうしてこうなった?
第三十四章 再起の整列者
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これは、ミウラ・ケイタが病院に運ばれて数時間の出来事である。

八神はやては、機動六課メンバーを招集してミウラ・ケイタの容態を告げた。

「とりあえず、命に別状はありません。しかし、右腕と左の鎖骨を骨折しているため両腕が動かせない状態です。さらに、肋骨も何本か折れているので動けません。魔力の過度な使用により疲労困憊の状況で現在は眠っています。よって、ミウラ・ケイタ教導官の事情聴取は起きてからとなります」

ホッ、と機動六課メンバーに安堵が生まれる。
正直、見た目で言えば瀕死に見えたミウラ・ケイタの安否は全員が気がかりだったのだ。
全体への報告が終わり、八神はやてのもとには10年来の親友と、新人メンバーが集まっていた。

「実際、どうなの? はやてちゃん?」

彼女である高町なのはが問う。
それは、不安を解消するためである。
八神はやての報告に虚偽がないかの問であった。

「ん。右上腕骨不完全骨折、左鎖骨完全骨折、右肋骨4番5番複雑骨折及び左肋骨7番完全骨折や。魔力の方は、ギリギリいっぱいまで使い切ってる。その辺のサジ加減は絶妙やけど……、切り傷とかやけどとか、刺し傷の多さで瀕死に見えたわけで。先刻言ったとおり命に別状はないよ……。精神的な問題は別としてな」

それは、ヴィヴィオを連れられてしまったという事実がミウラ・ケイタにどのような影響を与えるのかを示していた。
高町なのは。
気丈に振舞っているが、10年来の親友であるフェイト・テスタロッサ・ハラオウン、八神はやては相当無理していると感じていた。
溺愛していたと言って良い、愛娘を想う母親がこうも無理しているのであれば、父親として娘を想っていたミウラ・ケイタも無理をしてしまうと、容易に予測ができていた。
だからこそ、八神はやては心を鬼にした。

「部隊長権限で命令します。ミウラ・ケイタの側に必ず誰かいること、そして、落ち込まないようにどんな手を使っても慰めること」

エリオ・モンディアルと、キャロ・ル・ルシエはなるべく側にいようと互いに話し合い、その他の女性メンバーは八神はやての発言に頬を染めた。
この時の高町なのはは心其処に在らずという状態で、命に別状は無いと聞いた辺りから話を聞いていなかったのだ。
娘を奪われ、大切な婚約者が傷つけられて。
その内、婚約者が無事と聞いて心底安堵して、話を聞いていなかったのは仕方のないことであった。



落ち込む先。
起き上がる先。
配点:(再起)




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