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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第9話 決戦・完全なる終焉
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仲間たちを守るために展開した結界に使った魔力も戻ってくる…

自然の精霊たちの力だ……。



『………行くか!!』



目の前の強大な真祖を前に覚悟を決めた












「う ご ご ご ご…………。」





俺に気づいたのか、アルカードも回復した頭部をひねり俺の方に向いてきた。


『アルカード…大した奴だよお前も、憎しみ・悪意だけを見ればだが…な。 ここまでなれるものなんだな…たった一人なのにな…』


この世の全ての人間を滅ぼす執念のみでここまで進化したアルカードに対して ジャックが純粋に感じたのは…



それは≪敬意≫だった。



『だが、貴様は間違った方に 進化したといわざるを得ない!貴様の進化はたった一人で人間はおろか妖しの世界をも狂わせる… それは、未来を作れない歪な進化だ!  だから ここで… 俺がお前という存在を終わらせてやる!!』

魔力を…力を開放する!

その光は、上方に飛び立ち…そして、広がっていった。





「ぐるおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」





アルカードも、敵意を…巨大な気配を察知した。

そして…最終決戦がはじまった!














(アルカードが動けない今しかない!)



『ぬううううぅぅぅぅぅ………!!』



自身の魔力の全てを両手に集中させる!



『All spirits of the deads…』
(全ての精霊(エレメント)達よ……)

『Gather in my place…』
(我が下へ 集え…)
『Coming abnormal phenomenon…aqency of Providence!』
(来れ 森羅万象・神代の力!)






“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ”





詠唱…それは力の増幅装置の様なものだ。

言葉一つ一つに力が込められている故に通常の技よりも遥かに高威力のものになる。

それが進むにつれて… 強大な力…増幅してゆく…

が…
                          
(かッ……からだがバラバラになりそうだ……無理があったか? 自然系(ロギア)の全てを融合(スパーク)させて巨大な魔力として使うなんて・・・)

彼の体そのものが、その力を制御しきれていないようだ。

その反動で…意識が飛びそうになる…

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