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なのは一途のはずがどうしてこうなった?
第二十六章 娘って、良いよなぁ
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してもいい世界探してたよ」
「よーし、良い子だねヴィヴィオ」

よしよし。
頭を撫でて、ヴィヴィオを抱き上げて、フェイトの端末履歴と資料を全て消去した。



瞑想。
己のリンカーコアを感じて、魔力を練る。
魔力運用の初歩だ。
機動六課の訓練場で一人。
ミウラ・ケイタは静かに、そして、雄大な水面を思わせる魔力を練っていた。
その水面が迸る一柱の魔力の柱に変わり空まで伸びて、遠くからでも目視出来るほど、魔力濃度が濃いものであった。

近い内に、全力全開で戦う必要がある。

その為に、ほんの1時間ほど早朝に訓練場を使うと、ミウラ・ケイタは八神はやてに告げたのだ。
様子を見守る複数の双眸。
雰囲気は普段より固く誰も言葉を発しなかった。



両の手を拝むように合わせ魔力を収束する。
己の保有魔力を確認。
あれ、増えてね?
魔力許容量を増やすのは難しいはずなのだが、何故か増えてた。
以前の確認時よりも10%増しだ。
増量の要因は、何だろうか。
一つ、教官として基礎を教えて己自身も基礎訓練をしたために増えた。
一つ、敵との連続した対戦によって増えた。
一つ、高ランク魔導師との性交渉のために増えた。
訓練と対戦による増量は、考えづらい。
最後のは、以前の確認時になかった経験だが、それもあってたまるか。
魔力許容量増量の原因は、謎だな。
原因追求は置いておいて、増えた事は良い事だ。
これなら、機動六課実働部隊全員に魔力供給をしても枯渇する事はないだろう。
というか、枯渇したら死ぬ可能性が高いから調整してるけど。
供給量を増やせる。と言う事は、なのは達の身体の負担もそれだけ減るということだ。

夢を見た。
敵に、ヴィヴィオを奪われる悪夢だった。
夢であろうが、あの無力感は二度と味わいたくない。
教官として裏方で仕事をこなして行くのも良いが、ヴィヴィオのためならば、前線に出るのもやむ無し。
敵には悪いが、全力を持って阻止する。
初歩から歩み、移動、砲撃、拘束、防御、攻撃に疾走する。
そして、ゆっくりと工程の歩みを戻して、動きの型をゆっくりと再現する。
緩急の確認を終えて、次の段階へ。
イメージの敵は、なのはの砲撃を持ち、フェイトのスピードを持ち、はやての破壊力を持つ相手。
チェーンバインド展開、魔弾を弾く。
多重チェーンバインドで、相手を威嚇して砲撃の追撃により、移動先を予測。
予測到達点に設置式バインドを幻術で隠蔽して配置。
到達直前に高速で迂回された。
フェイトのスピードに対するには、空間の最適化移動。
旋回して、左回りに攻める。
相手は、右回りに。
交差する瞬間に相手は、斬撃。
バリアで、剣筋をズラして対応。
カウンターで、バインド。が、相手は身を捻っ
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