第2話
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内で犯すぞ」と最低な発言をかます。机に広げられた物は、少し前なら俺も飛びついただろうが、最近はそんな気分になれない。
そんな俺の様子を見た悪友は、不審に思ったらしく話しかけてくる。
「あれか? 俺には彼女がいましたってやつの影響か?」
元浜がそう言ってくる。
「二人とも覚えてないのか?」
「「知らん」」
二人に聞いても、返答はいつも知らないだった。俺はこいつらに紹介したはずだが、こいつらは覚えてないという。写真を見せた渚にも聞いてみたが渚も知らないと言っていた。アドレスなどが残っていれば、よかったのだろうが一切残っておらず、まるで夕麻ちゃんが存在していなかったようだ。
そして、半ばヤケクソ気味にエロDVDを視聴することを決めた。今日は息抜きだ! とそんな風に結束した俺たちの視界に鮮やかな紅が映る。
リアス・グレモリー。三年生の先輩で北欧出身らしい。そんな先輩の碧眼が俺をとらえた時、心臓を掴み取られる感覚に襲われた。
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そして、松田の家でDVDを見て、図らずも泣きそうになりながらも、もう十時だということで解散する。
解散して数分。先ほどから体の疼きがひどい。そして、前から殺気を出す男と遭遇した。
「これは数奇なものだ。こんな都市部でもなんでもない地方の市街地で貴様のような存在に会うのだからな」
何かよくわからんことを言っている。危ないい人だろう。夜中でパワーアップしている今なら逃げれるだろう。
「逃げ腰か? 主は誰だ?」
わけわからんことを言っているが、俺は全速力で来た道を戻る。速い。自分で言うのもなんだがこれはおかしい。
十五分くらい逃げて、公園に着いたので俺は歩く。ここは夢に出てきた公園?
「逃がすと思うか? 主は誰だ?」
黒い翼?
「ふむ。答えないか。なら、お前ははぐれなのだろう。ならば殺しても問題あるまい」
男のかざした手に光が集まり、それが俺の腹を貫いた。
「ふん、これでとどめだ」
「その子に触れないでちょうだい」
紅い髪。夢の最後で出てきた赤い髪。
「紅い髪・・・・・グレモリーか」
男が憎々しげに睨みつける。そして去っていった。
助かった。そのことに安堵した俺は意識を失った。
「あら? 気絶してしまったわね。確か、あなたの自宅は・・・・」
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目を覚ます。いつもの朝だ。
「あれは、夢?」
首をかしげながら、自分の変化に気づく。
「なぜ、裸?」
パンツすら穿いてない
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