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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第20話 機動六課初任務
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「………」
「どうしたのバルト?」
「なあヴィヴィオ、なのはの奴何かおかしくないか?」
「なのはお姉ちゃん?何処も変わらないよ?」

なのはとの密会?が終わって1週間。
その次の日からなのはは何事も無かったかの様に普通だった。いや、普通すぎた。

(おかしい………まるで平然を装う様に普通だ。あんなのなのはじゃねえ………)

と感じるもそれが正しいのかどうかバルト自身自信がなく、かといってフェイトやはやて達もその変化に気づいていないところを見ると自分の思い過ごしかもしれないと思ったバルトは特に何も言わなかった。

だが………

(あの時、なのはは………)

バルトは簡単に切り替えられずにいたのだった………











「ロストロギアの防衛任務?」

部隊長室。
姿勢を正した状態で話をしているはやてはいつもの関西弁ではなく。標準語で話していた。

『ああ。様々なロストロギアを移送する予定なのだが、その護衛を頼みたいんだよ』
「いきなりですね、部隊長の私も初耳の話なのですが?」
『本来であれば極秘で移送したかったのだがね………大体が第一級捜索指定ロストロギアばかりで、重要なロストロギアばかりなので護衛を付けることにしたんだ』
「そんなロストロギアの防衛を私達にやらせると言うことは………」
『………実は公には公表していないのだが、ロストロギアの強奪事件が3件ほど続いている』
「………犯人は?」
『黒の亡霊………』










「………と言うことや。明日午前10時からリニアレールにて防衛任務を開始するで」

そんなはやての一言になのはが挙手した。

「敵の詳細データは?」
「これや」

そう言って展開されるディスプレイ。
そこには黒い鎧で包まれた2種類のバリアアーマーがいた。

「これって………あの鳥みたいな方は無人?」
「不明や。転移を使ってきて捕獲すら成功していないため、この映像データだけが頼りや。武装なんかもここ10年のデータを参考にしているため増えている可能性もある」

戦闘データを公開しながらはやてがスバルの問いに答える。
更に操作し、違う映像が表示された。

「彼が黒の亡霊。………と言っても彼かどうかも怪しいんやけど。………見て分かる通り、顔はバイザーで隠してあるから分からへんけど、少なくとも人が使っている事は分かるやろ」

戦闘映像を流しながら説明するはやて。

「彼の戦闘はバリアフィールドとその硬い装甲で防御しながら攻撃。攻撃は大体4パターン。単発の魔力弾、弾速の速い魔力弾、強力な砲撃魔法、後は魔力刃での攻撃や」
「後、補足で説明させてもらうとバリアフィールドを張った状態で突っ込んで来る場合もあ
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