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有栖キャロの小学校物語
第1話 今日から小学生です
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「ルー、そっちじゃない!!」
「……………あれ?」

フェリアお姉ちゃんが慌ててルーちゃんに声をかけてました。
ルーちゃんは何故か左の小道に進んでいて、フェリアお姉ちゃんが気がつかなかったら迷子になっていたと思います。

ルーちゃん、目を離したらすぐ何処かへ行っちゃうからな…………

「ルー、私と手をつなごう。それなら問題ないだろう」

「は〜い」






「…………それでは後はお願いします」

「はい、分かりました。あなた達も中等部に遅れないようにね」

「はい。じゃあキャロ、ルー、頑張れよ」

「は、はい!!」
「ハ〜イ」

「それじゃあ行くか」
「ああ」

職員室に着いた私達はお兄ちゃん達が先生と何か話をして、お兄ちゃんは行ってしまいました…………
ちょっと不安だな…………

「さて、先ずは私の自己紹介ね。私はあなたたちのクラス、1−1の担任の細野霧子よ、よろしくね」

「は、はい!よろしくお願いします!!」
「お願いします」

細野霧子先生。
すごく綺麗で若い先生だけど優しそうだな。

「先ずは軽く校内の説明ね。一年生の教室は……………」

そこから先生の校内の説明が始まりました。







「まあ緊張しないで、クラスのみんなは………………変わってるけど、友達思いのいい子達ばかりよ」
「は、はぁ………」

随分間があったけど、変わってるってなんだろう?

「ルーちゃんは大丈夫?」

「ルーは大丈夫。キャロはルーが守る」

「中には敵なんていませんから大丈夫よ。取り敢えず私が呼んだら入ってきてね」

そう言って、先生は教室に入って行きました。

「キャロ」

「何?」

「友達一杯作ろうね」
「そうだね!!」

『今日は新しく皆さんの友達になる子がいます。』

『うおおおおお!!ようやく俺にも嫁が!!』

『…………既に女の子と思ってるあなたの将来を心配するわ。』

『先生の言葉じゃない!!』

『うるさいわよエローシュ。』

『俺は江口伸也!!エローシュちゃうわ!!』

『はいはい、エローシュ君、静かにね。』

『エローシュちゃう!』

……………既に盛り上がってますね。

『先生、どんな子ですか?』

『二人共可愛い女の子よ。』

『…………………片方はピンクの髪の女の子、もう片方は紫の長い髪の女の子。』

『……………小岩井君、正解だけど、どうして知ってるの?』

『……………僕に不可能の2文字は無い。』

『3文字ね、全く、また職員室で盗撮したでしょう………』

『そんな事実はない?』

『なぜ疑問形なの?』

『先生、相棒
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