プロローグ
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互いが意識し始めて三年の月日が経った頃の話である。
しかし、相手はエースオブエースの称号を持つ管理局の人気者だ。
交際は秘匿するものであると男は説得する。
それに、渋々了解をした彼女は怒りもしたが、自分の為という事も理解していた。
互いに男女として認め合い、相思相愛の関係だ。
自然と肉体的な欲求が湧き上がり、そういう行為をしようと決心して、日にちまで決めた。
いざ、行為をしようという雰囲気で高町なのはの部屋で求め合ったのだが、どこからかその情報がリークされており、秘匿されていたはずの交際がフェイト・テスタロッサ・ハラオウン、八神はやて一同の寝室突入という形でバレてしまったのだ。
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「申し開きはある? ないよね?」
言及するのは高町なのはの親友であるフェイト・テスタロッサ・ハラオウンである。
彼女は表面上は怒っていないように見えるのだが、長い付き合いのミウラ・ケイタにはその内情が手に取るように理解できた。
それは、怒っている。
「えー、秘密にしていたことは申し訳ない。だけど、真剣交際! そう! 真面目にお付き合いをしています」
「機動六課立ち上げ前にスキャンダルは困るわ〜」
苦笑いの八神はやてもやはり、表面上はいつも通りだが、怒っていた。
「フェイトちゃん、はやてちゃん。秘密にしていたのはごめんだけど、ケイタが言う通り、清いお付き合いを――」
「嘘! だって、その、しようとしてたじゃない!」
顔を赤らめ叫んだのはフェイトだった。
「その、なんだ。まだ未挿入だったから良いじゃないか。テスタロッサ」
シグナムは味方らしい。だが、そういう知識が豊富ではないのか、頬が赤くなっていた。
「どうだかな。隠れて付き合ってたんだ。一回位してんじゃねーの?」
幼女体型の赤い格好のヴィータが容姿に似合わない発言をする。
「でもでも、ゴムも準備してましたし、日付的にも安全日ですよ」
医学的見地から意見するのはシャマル先生だ。彼女はどこかずれている気がする。
「……」
俺以外の唯一のオス。ザフィーラは沈黙を守ったままである。
「と・に・か・く! そういう行為はお預けや!」
激を飛ばすはやてにヴォルケンリッターは頷く。
夢にまで見た初体験はタヌキ同盟に阻止されてしまった。
後日解ったことはなのはのスケジュールとミウラ・ケイタのスケジュールをハックして閲覧したのはリインフォースだったということだ。
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2012/08/09若干修正。
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