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ファイアーエムブレム〜ユグドラル動乱時代に転生〜
第四十七話
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からの旅に備え、荷物の補給を終えた頃には日が暮れていたので夕食も共に行い、翌日の集合場所と時間を定めた。というのも宿泊先はそれぞれ違うからだ。一か所の宿に統合しようとしたがどこも繁盛しており、うまく都合が付かなかった。
 ちなみにベオウルフはこの街の恋人と過ごすそうです、頑張ってください。

 自分の宿に帰り着いてから身を清め、そろそろ(やす)もうとしたところドアのノックがあり、宿の従業員からお客ですと言われたので促されるままに付いていった。
 フロントには荷物を持ったシルヴィアが居て、こっちに手を振ってきたので俺も応じた。

 「泊ってたところ、相部屋頼まれちゃって。 しかもオトコよ? あり得ないんでチェックアウトしてきたの、ミュアハんとこに泊めてよー」
 「俺もオトコなんだけど?」
 「なによー! イジワルしないで!」
 「……そういうことで、二人ぶん払いますのでよろしいですか?」

 俺が宿の従業員に頼むと彼女の分は半人分に負けてくれた。
 部屋に戻り俺が床で寝ようとすると彼女は寝台から降りてきて、ちょこんと隣に座ると膝を抱えてその上に頭を乗せ、俺に向かってにへらっとした笑顔を見せた。
 お互いの肩辺りから毛布をぐるっと回して夜更けまでずっと語ったり、話題が途切れたら黙って身を寄せ合ったりしているうちに彼女は寝息を立てはじめた。
 起こさないよう注意深く寝台に乗せてやり、俺が離れようとすると袖を掴んで離さないので

 「寝たふりで騙そうとはっ!」
 「……」
 「こらー」
 「……これは寝言だよ、むにゃむにゃ、あの時の家族ごっこたのしかったよ」
 「じゃあ添い寝しちゃうよ」
 「うんー、これも寝言だよ……」

 ……頑張れマイ理性! 結局一緒に文字通りの意味で寝ましたよ!
 いろいろとご無沙汰なだけに、あやまちを犯しそうになるのを耐えるのが大変すぎた。 彼女の身じろぎ一つや当たる柔らかな部分や寝息で大興奮ですからね! これは神からの試練に違いない! 耐えきった暁には……より険しい試練が待っていそうな気がしないでもない。
 翌日ベオウルフがどういう訳か嗅ぎつけたようで茶化されたが、やましいことはしてないですし! 




 グランベル領に入り、ユン川を渡ると空気まで変わったような気がしてきた。
 ここから北へルートを数日とり、ドズル領を経てバーハラへと至るわけだが、マディノへ渡って以来七ヶ月程の時が流れ過ぎていた。



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