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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第七十四話    『聖王と覇王の戦場』
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受けてください! 僕の技を!! 覇王…!」
「ッ!!」
「断空拳!!」

その拳はオリヴィエさんに直撃して大きく吹き飛ばされました。
でも倒れることはなくなんとか地面を削りながら持ちこたえました。

「…いい拳でした、クラウス。あれから精進したのですね」
「やはり、倒しきれないか…」
「はい。私も次で決めます…クラウス、何か言い残すことはありませんか…?」
「そうだな。また君と拳を交えて楽しかった」
「………」
「そして僕の心残りであるマスターを必ず助けてくれ!」
「その約束、確かに引き受けました。決めます…!」

途端、オリヴィエさんから魔力が溢れ出し七色の光が周囲を満たします。
そしてそれは拳に集まっていき、

「受けてください! 聖王…鉄槌砲!!」

七色に輝く光の砲撃が放たれ、クラウスさんは防ぐこともなくそれに飲み込まれて、そして…。
世界は元の場所に戻ってきました。
クラウスさんは横たわり体が粒子に崩れていきながら、

「…ははっ、負けたというのになんて爽やかな気分なのだろうか。オリヴィエ、楽しかったよ…」
「ええ。私も楽しかったです。…クラウス。また、いつか会いましょう」
「ええ。では僕は退場ですね。…あ、そうです。もし僕の子孫に会うことがあったならよろしく伝えてください…」
「わかりました」
「さらばです…」

そしてクラウスさんはその姿が完全に消えて消滅しました。
すごい戦いでしたけど、やっぱり幼馴染同士で争うのはやっぱり悲しいことなんだろうな…と思いましたけど全力で戦った二人に失礼だと思って私はそのことは話さないことにしました。
それで戦いは終わり、私ははやてちゃんの方はどうなったんだろうと思って見てみたら、はやてちゃんの姿だけがありませんでした。
それでみんなも緊張の顔をしていてなにが、あったのだろうととても不安になりました。



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