暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
狩りに行こうぜ!C
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見えた

「じゃあやるか。行くぞ、リン」

「了解。……はしゃぎ過ぎて墜ちないようにな」

「お前こそ、な」

リンとリョウコウはほぼ同時に地面を蹴ってアマツガツチに向かって走りだす
アマツガツチはそれに気付くと顔をリンとリョウコウの方へと向けた

「ユカは援護。リクヤはデカいのを頼む」

「わかったわ」

「よし、待ってたぜ!」

「さて、ちょっと付き合ってもらうとするか菊岡さんよ」

「僕がそんな目の前で作戦を話し合われてなんの対策もしないとでも?」

リンとリョウコウの方へ向いていた顔をリクヤの方へ向けなおすアマツガツチ

「作戦の要さへ潰せば僕の勝ちだね」

「全く……わざと聞こえるように言っていたのがわからないのか?」

リクヤへの突進攻撃は間に割り込んだリョウコウに止められた
横薙ぎに振られた冷裂は凄まじい破壊力となって質量では勝るアマツガツチの巨体を受けとめる

すかさずアマツガツチは激突の反動を利用して尻尾を振り上げた

「リン、スイッチだ!」

「了解」

後ろに下がったリョウコウとアマツガツチの間にリンは身体を滑り込ませ、剣を水平に構える
振り下ろされた尻尾に沿って剣を引きつつ軌道を変更させた

地面に突き刺さった尻尾を引き戻すのもそこそこにアマツガツチは手を一閃、しようとした

しかしリンとリョウコウのいる場所よりさらに後ろから飛来した投剣によりそれは中断される

「やりなさい、リクヤ!」

「瞬け、明星の光! うおおおおぉぉッ! 喰らいやがれ!」

「しまっ……」

リンとリョウコウを排除することに夢中になっていたアマツガツチはいつの間にか後ろに回り込んでいたリクヤに気が付けなかった
ユカの声でリクヤが視界の中にいないことに気付いた時にはもう遅い

「天翔、光翼剣ッ!」

リクヤの持つ二本の双大剣の周りに光の粒子が溢れ、一つの羽根を形作る
そして、振り下ろされたその剣はアマツガツチの表皮を裂き、肉を断ち、骨を砕いた
アマツガツチは断末魔(台詞はスルー)の声をあげ、ゆっくりとその巨体を地面に横たえさせた
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