暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0164話
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セブンがあるという情報を教えていた為か、原作のように揉める事もなく水や弾薬の補給を開始する。もっとも、さすがにユニウスセブンの水を運ぶのにいい顔はしなかったが……大量に凍り付いている水というのはアークエンジェルにとっては必要不可欠なものだったのだからしょうがない。

「後、どのくらい掛かりそう?」

 補給作業の護衛をしている俺へとマリューから通信が入ってくる。
 氷の切り出しや、使える弾薬等の運搬をしているモビルポッドの様子を見ながら大雑把に計算する。

「そうだな、大体4時間から5時間って所だと思う。弾薬は後少しで終わるが、水の方に多少手間取っている。キラ、そっちは異常ないか?」

 ブリッツとは反対側でザフトの襲撃を警戒しているストライクへと通信を送る。……が、返事がない。原作通りにラクスを探しに来ていたジンと遭遇したか? にしては静かなままだが……
 そう思ったのがあるいはフラグだったのか、ストライクが警戒している宙域でビームライフルの発射光が数度瞬く。そして次の瞬間にはビームが数条走り、MSの爆発と思しき光を確認する。

「キラ君? どうしたの?」

 俺と同じく爆発を察知したのだろう、アークエンジェルからマリューの声が響くが、キラからの通信は唐突に切られてしまう。

「アクセルさん、ちょっとキラ君の様子を見てきて貰えるかしら?」
「そうだな。あの光はMSが爆発した光だろう。そうなると、ザフトのMSがこのデブリ帯に来ていたのか……」
「あのローラシア級がこちらを待ち伏せていた、と?」
「可能性としては少ないが、万が一は考えておくべきだな。一応警戒はしておいてくれ、何か分かったらすぐに連絡を入れる」
「ええ、お願いします」

 マリューの頼みを引き受け、キラが警戒していた宙域へと向かう。
 ストライクの姿はすぐに見つける事が出来た。見た所は特に損傷もない状態でただ宇宙空間を漂っている。
 そのストライクへとブリッツの手を伸ばして接触回線で通信を入れる。

「キラ、無事か?」
「アクセル……さん?」
「ああ。急に通信を切るからマリューが心配していたぞ」
「す、すいません。でもちょっと……あれ?」
「どうした?」
「あの、前方に何か……救命ポッド?」

 ストライクの前方をブリッツのモニタに表示すると、確かに緑色の救命ポッドらしきものが浮かんでいた。
 恐らくあれにラクス・クラインが乗っているのだろう。

「確かに救命ポッドだな。……キラ、確認するがお前が撃破したMSはアルテミスまで俺達を追って来たローラシア級のものじゃなかったんだな?」
「え? ええ。デュエルやバスターなんかじゃなくて強行偵察型のジンでした」
「そうか。最悪の予想は外れてくれたか」
「え? ……あ!? すいま
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