機動戦士ガンダムSEED
0162話
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言う通りになっちまったか」
「だからこの基地司令の性格は言っただろうに」
「それを言われると弱いが、だがまさか本当にこうなるとはね」
「……ここにも来たな」
俺の言葉が言い終わるのと殆ど同時にパイロット控え室の扉が開き、宇宙服に身を包んだ4人の男達が突入して来た。そして有無を言わさずこちらへと銃口を突きつける。
「よし、そのまま動くな!」
男達の先頭に立っている男の命令に従い、取りあえず抵抗はしないでおく。隣ではムウが俺へと申し訳なさそうな顔をしつつも同じく両手を上げている。
「氏名と階級を名乗れ」
先頭の男の命令にムウがまず口を開く。
「ムウ・ラ・フラガ大尉だ」
「ほう、エンデュミオンの鷹か。そっちのお前は?」
「アクセル・アルマー。この艦に雇われている傭兵だよ」
「……なるほど。ではフラガ大尉は私達と一緒に来て貰おう。そこの傭兵には用はない。食堂に連れていけ」
「はっ!」
パイロット控え室に入ってきた男のうちの1人が、俺の背へと銃口を突きつけながら食堂へと連行する。
「お前はここで大人しくしていろ。言っておくが変な真似はしない方が身の為だぞ。監視も置いてあるしな」
俺をここまで連行してきた男は、俺を食堂へと押し込めてそう警告するとそのまま去っていった。
食堂の中には、整備員やアークエンジェルのブリッジクルー、アークエンジェルに協力しているへリオポリスの学生組や避難民達が押し込められていた。そして唯一の出入り口を守るかのように銃を持った兵隊が並びこちらを監視している。
「アクセルさん!」
声のした方を見ると、サイやキラのへリオポリス学生組の姿があったのでそちらへと向かった。
「サイ、この人は?」
サイの隣に座っていた赤毛の少女がサイへと尋ねる。そうか、この女がフレイ・アルスターか。ブルーコスモスの父親を持っている為にいつの間にかその思想に染まってしまった人物。そしてキラを戦場へと引きずり込んだ人物とも言える。その行動だけを見る限りでは自己中で傲慢な世間知らずという印象を抱くのだが、フレイが文字通りの意味で身体を張っていなかったらキラが精神的に壊れてしまっていた可能性を考えると、責める事も出来ない。
「アクセル・アルマーさん。へリオポリスで僕達を助けてくれたんだ。今はこのアークエンジェルに傭兵として雇われてMSパイロットをしている」
「MSパイロット? じゃあもしかして貴方もコーディネーター?」
微かに眉を顰めつつ、尋ねてくる。やはり父親の影響で既にコーディネーターに対する偏見を植え付けられているのだろう。
「いや、ナチュラルだ」
「でも、MSってキラみたいにコーディネーターじゃなきゃ操縦出来ないって聞いてるんだけど」
「確
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