機動戦士ガンダムSEED
0162話
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いうしな」
「そうですね。それに食える時に食っておかないと」
苦笑を浮かべた2人も気分を切り替えて食事を口へと運び始めた。
食事も終わり、それなりに落ち着いた効果もあったのか食堂の雰囲気もそれなりにいつものものに戻りつつあった。もちろん食堂の中にはアルテミスの兵士がこちらを監視しているので完全にいつも通りという訳にはいかないが。
……原作通りなら、そろそろ外にいるローラシア級がアルテミスから離れる筈なんだが……その後の展開はどうなる事やら。なにせこのアルテミス攻略の鍵であるブリッツは俺が奪っているのだから。
そんな事を考えていると、唐突に食堂にいかにもお偉いさんといった風情の軍人が護衛と共に入ってくる。……なるほど。こいつがガルシアか。
「この艦に積んであるMSのパイロットと技術者はどこだね?」
ガルシアのその言葉を聞くが当然誰も返事は返さない。するとガルシアの背後にいた副官が前に出てきて再度尋ねてくる。
「パイロットと技術者だ。お前達の中にいるだろう?」
その言葉に咄嗟に立ち上がろうとしたキラをマードックが押さえ込む。同時にノイマンが前へと進み出て口を開く。
「何故我々に聞くんです?」
「何ぃ!?」
その返事が気に食わなかったのか、副官がノイマンの胸ぐらを掴んで凄む。
「艦長達が言わなかったからですか。それとも聞けなかったからですか?」
その副官を押さえ、再びガルシアが口を開く。
「なるほど、君達は大西洋連邦でも極秘の軍事計画に選ばれた兵士諸君だったな」
「ストライクやブリッツをどうしようっていうんです」
「別にどうもしやしないさ。ただ、折角公式発表よりも先に見る事が出来る機会に恵まれたんだ。パイロットは?」
「フラガ大尉ですよ」
マードックがガルシアにそう返すが、それはちょっと不味い。
「ほう、ではもう1機は誰だね? ……それに、あのメビウス・ゼロはフラガ大尉でなければ乗りこなす事は出来ない筈だが?」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ