機動戦士ガンダムSEED
0161話
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かしその援護攻撃はシグーの突撃機銃やバスターの拡散ビーム砲で迎撃され、至る所で花火と化す。
「アークエンジェル、こっちは俺一人で十分だ。そっちはストライクのフォローに回ってくれ!」
「何? 本当に大丈夫なのか? Gが2機にシグーもいるのだぞ?」
ナタルの言葉に頷きつつも、再びこちらへと距離を詰めようとしているデュエル目掛けてトリケロスのビームライフルを発射する。
「俺を信じろ」
「……良かろう。だが、それだけの大口を叩いたのだ。それなりの働きはしてもらうぞ」
「任せておけ」
ナタルが小さく頷くと、映像を切る。
「っと!」
デュエルが不自然に機体を移動させたのを確認し、こちらもそれに続く。次の瞬間にはつい数秒前までデュエルとブリッツのいた空間をバスターの放った巨大なビームが貫いていた。
そして俺は左手で腰に装備していた突撃機銃を手に取り四方八方へと弾丸をばらまく。するとバスターの肩から発射された大量のミサイルが迎撃されて小型の爆発を大量に巻き起こす。遠くから見れば、恐らく線香花火のようにも見えただろう。
「加速!」
精神コマンドの加速を使用し、その爆発を煙幕代わりにしてデュエルの脇をすり抜けてバスターへと接近。左腕に装備されているグレイプニールをバスターへと発射する。奇襲のつもりで放ったミサイルをさも当然の如く迎撃されたのに意表を突かれたのか、殆ど無防備に突っ立っていたバスターの左肩をグレイプニール先端のクローが拘束した。そのまま逃がさないように引きつけつつ、加速の効果もあり急速に接近。トリケロスのビームサーベルを袈裟懸けに振り下ろ……っ!?
咄嗟に危険を感じ、グレイプニールでバスターを引き寄せてその後方へと回り込む。すると次の瞬間にはシグーから発射された突撃機銃の弾丸が次々にバスターへと着弾し、その衝撃がブリッツにまで伝わって来る。バスターもPS装甲なのでダメージ自体はないが着弾の衝撃は殺す事が出来なかったのだろう。
……デュエルかと思ったら、シグーだったか。それならあのままビームサーベルを振り下ろしても良かったな。
「ちぃっ、なんなんだよこいつは。本当にナチュラルか!?」
機体が接触した事により、バスターのパイロットであるディアッカの吐き捨てるような声が聞こえてくる。機体接触に伴う接触回線で、UC系列ではお肌の触れあい回線とか言われてる通信方式だな。
「少なくてもコーディネーターになった覚えはないな」
「っ!? この声、お前がそのMSのパイロットか」
バスターをデュエルやシグーに対する盾として利用しつつも、時間稼ぎの為に通信を続ける。こちらの目的はあくまでもムウのメビウス・ゼロがアークエンジェルの前方にいるナスカ級へ対する奇襲攻撃を成功させるまでの時間稼
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