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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0160話
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理速度は格段に速くなったんですけど、機体の反応速度が敏感になりすぎてしまって。操作性がかなりピーキーなものになってしまったんです」

 すいません、と頭を下げてくるキラだったが俺としては特に問題がない。少なくてもT-LINKシステムによる機体制御が可能なグロウセイヴァーのように完全に俺の反応速度に付いてくるとはいかないまでも、コードギアスの世界で使ったランドリオンやガーリオンよりもマシであれば問題はない。

「気にするな。道具の選り好みをしているようじゃ一流の傭兵とは言えないしな。それよりOSの調整に追加を頼んでもいいか?」
「追加、ですか? 何でしょう?」
「あそこに転がってる武器があるだろう?」

 格納庫の隅に纏めて置かれているジンやシグーの武器へと視線を向ける。

「ええ。あの大きいビームライフルはブリッツと一緒に回収してきましたし」
「あの武器をブリッツでも使えるようにFCSの調整を頼みたい」
「ジンやシグーの武器をブリッツで使うんですか!?」
「そうだ。ブリッツの武器は使えば使う程、機体のバッテリーを消耗する。だが、シグーやジンの武器はバッテリー消耗を考えなくてもいい。ブリッツはストライクと違ってストライカーパックを変更すれば機体のバッテリーが回復するような便利な機能はないからな。その辺の保険とでも考えておいてくれ」
「はぁ、分かりました」

 頷いたキラが再びブリッツの方へと移動していく。

「兄ちゃんも、傭兵だなんだって言うなら自分の機体の簡単な整備は出来た方がいいんじゃないか?」

 キラの後ろ姿を見ながらマードックがそう話しかけてくるが、そもそも今までは完全にレモンや技術班任せにしてきたからな。こういう状況になるのなら確かにその辺の事を覚えておいた方がよかったかもしれない。

「ま、この艦には立派な整備員がいるんだ。にわか知識を持った奴が整備するよりは、専門知識を持ったお前達に任せた方が問題はおきにくいだろ」
「それはそうだが……」
「マードック曹長、メビウス・ゼロの調整終了しました。チェックお願いします!」

 何かを言おうとしたマードックだったが、その前にメビウス・ゼロの調整をしていた整備員に呼ばれてしまう。

「っと、悪いな。先にあっちを片付けさせて貰うよ」
「そうしてくれ。俺の勘ではもうすぐ戦闘になりそうな気がするから、その前に出来る事はやっておいた方がいい」
「おお怖い怖い。傭兵の兄ちゃんの勘じゃあ、軽く見る訳にはいかないな」

 冗談だと思ってるのか、軽くそう言ってメビウス・ゼロの方へと移動していく。





「アクセルさん、一応FCSの調整は出来ましたけど、僕は本職じゃないのであまり過信しないで下さいね」

 マードックが自分の仕事に戻ってから
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