暁 〜小説投稿サイト〜
とある誤解の超能力者(マインドシーカー)
レベル4 めぐろ の いもうと
第1話 飛行船
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いとは」
牧石は、乗船料金の高さに驚いていた。
牧石のサイレベルが4にあがったことから、大幅な割引料金の適用を受けていたのだが、それでも普通の学生には払える金額ではなかった。
これまで牧石が慎ましい生活をしていた成果であった。
「優待券の話が本当だったらよかったのに……」
「牧石。
本当だったら、今日の約束をキャンセルさせたわよ。
どんな手を使ってもね」
「そうだろうねえ」

「まったく、こんなかわいい女の子とデートできるのだから、少しくらい我慢しなさい」
「はいはい」
こうして、牧石は黒井と一日を過ごした。
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