第6話 グルー
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5秒」
どうすべきか、考えていると、携帯電話が鞄の中で振動している事に気づいた。
牧石は、素早く鞄から携帯を取り出すと、メールが何通も届いていることを確認し、最新のメール内容を確認する。
「あと10秒、9、8……」
牧石は質問の答えを確信し、グルーに向き直る。
グルーは、静かにカウントダウンを行っている。
牧石は、先ほどまでの全力疾走により、うまく声を出せないでいる。
「5秒前」
「……はぁ、はぁ」
ようやく牧石は息を整えることができた。
「4、3、2、……」
牧石は、グルーのカウントダウンが終了する前に確信の表情で、とある色を宣言した。
牧石は、三叉路の方に視線を移す。
グルーが予言した時間どおりに、牧石の視線の先を1台の車が通過した。
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