暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR1
0152話
[2/4]

しおりを登録しました
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しな話ではない。なにせコーネリアは皇族だ。その父親で皇帝のシャルルが複数の愛妾を持っているだけに、その辺に関しては寛容なのだろう。

「複数の女を侍らすというのにもそのうち慣れるだろう。それよりも、だ。早速だがユフィがああなった原因について、アクセルが知っているという情報を教えて貰えるか?」

 その一言で意識を切り替えたのだろう。コーネリアの表情は真面目なものへと変わっている。

「そうだな……何から言えばいいのか。まずは俺の能力についてだが、俺は幾つか生まれつきの特殊能力を持っている。空間倉庫は見たな?」
「あの巨大な機体を何もない所から出した奴だな?」
「ああ。その他にも幾つかあって、その中の1つに大まかな歴史の流れを知る事が出来るというのがある」
「歴史の流れ?」
「そう。つまりはその能力によりコーネリアに提供できる情報がある訳だ」

 まさか原作知識なんて事は言えないので、コーネリアには悪いがこれで押し通させて貰おう。

「ふむ、それで?」
「コーネリアの世界には『ギアス』という特殊能力を持っている者がいる。また、特定の条件を満たすと、他人にギアスを与える事が出来るようになる」
「ギアス?」
「ああ。ただし、ギアスと言っても得られる力は千差万別だ。基本的にギアスが与えられた者の素質や願望が能力として発現する事が多いようだな。俺が知ってる限りでは、他人の心の声を聞く事が出来るギアス。他人の体感時間を停止させる事が出来るギアス。他人の記憶を書き換えるギアス、他人から愛されるギアス、人の心を渡るギアス等色々ある」
「……」
「そして、他人に自分の命令を聞かせる事が出来る、絶対遵守のギアス。……ゼロ。いや、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが持つギアスだ」
「っ!?」
「そして、そのギアスを研究している集団がギアス響団。設立者は……」

 この名前を言ってしまっていいのか、逡巡する。だが、コーネリア程の能力があるのならいずれ自力で辿り着くだろう。

「シャルル・ジ・ブリタニア。すなわち、お前の父親だ」
「父上が!?」
「そもそも何故ブリタニアがこれ程に侵略戦争を繰り返していると思う?」
「それもギアスに関係があるというのか?」
「ああ。ギアスに関係する遺跡のようなものがある場所を狙って占領している。何か表沙汰には出来ない目的があるんだろうな」
「父上……」

 悲しさか、あるいは悔しさか。布団を思い切り握りしめるコーネリア。

「……今日はこのくらいにしておくか。ギアスに関する情報については明日にでもデータに入れて持ってくるから今日はもう休め」
「分かった。……アクセル、私が眠るまででいいから側にいてくれないか?」

 その言葉に頷き、ベッドに横になって目を瞑るコーネリアの隣にある椅子へと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ