コードギアスR1
0146話
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るし、なによりあの虐殺現場を全国……いや、全世界に放映してしまったんだ。必ず全国各地で暴動が起きる。そしてそれ等を率いるのは黒の騎士団だ」
「黒の騎士団。実力的にはどの程度のものでしょうか?」
「そうだな、大まかには雑魚ばかりと言っても構わない。しかし中には数人だがハガネやヒリュウ改の部隊に勝るとも劣らない実力の持ち主がいる」
カレン、藤堂。この2人はハガネやヒリュウ改に所属したとしても全く問題無くやっていけるだけの実力を持っているだろう。そして藤堂配下の四聖剣。こいつらも個人としての実力は多少物足りないが、連係攻撃が非常に上手い。4人を1セットと考えるのなら四聖剣も十分ハガネやヒリュウ改でやっていけるだけの実力は持っている。シャイン王女とラトゥーニのように。……もっとも、シャイン王女はともかくラトゥーニは個人としても十分エースクラスの実力を持っているのだが。
そして、なんと言ってもゼロがいる。奴の頭のキレは驚異的と言ってもいい。その戦略や戦術は多少の戦力差など引っ繰り返すだけのものがある。
「よし、あそこだ」
エキドナと会話をしつつも歩を進め、ブリタニア軍が占める区画へと辿り着くなり一番近くにいた軍人へと声を掛ける。
「おい、軍はどうなっている!」
「お前は……アクセル・アルマー!? コーネリア総督と一緒ではなかったのか?」
その軍人は俺の顔を知っていたのだろう。こちらを見ると驚いたように声を返してきた。
「そのコーネリアはどうしたと聞いているんだ。やはりもう式典会場に向かったのか?」
「ああ。少し前に式典会場に向かって出撃した。……しかし」
「しかし?」
「コーネリア総督が式典会場に着く前にフジは落とされてしまったらしい。黒の騎士団が待ち構えている場所へ何の準備もなく攻め入るのは無謀という事で、引き返してくる予定だ」
「……そうか」
コーネリアがトウキョウ租界へと引き返す。つまりはすでにユーフェミアの死を知ってしまったか。
「……現在動かせる部隊はどのくらいある?」
コーネリアについて思う事はあるが、それを押し殺して目の前の軍人へと尋ねる。
「コーネリア総督が連れて行ったのはフジの式典会場に急行できるようにKMFVTOL T4がメインだったから、かなりの数が残っているが」
KMFVTOL T4。陸戦兵器であるKMFを迅速に展開させる為の空輸機だ。欠点としては、運べるのがKMF一機だけという事だろうか。そして空輸機自体は武装等もないので対空兵器に弱いという欠点もあり、フロートユニットが普及すれば消え去っていく運命の機体だ。
「そのKMF部隊をいつでも出撃出来るように準備させておけ。奴等が、黒の騎士団がこのトウキョウ租界に向けて進軍してくるぞ。エリア11中に
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