暁 〜小説投稿サイト〜
吾輩は猫である
無印
吾輩、この気持ちは……恋?
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
カオスです。前回、久遠に卑猥なことをしようとした変態転生者を喰ったとです。
カオスです。人を喰ったので人型になれると思ったら、神が酔った勢いで目隠ししながら足で捏ね上げたような謎の生命体になったとです。
カオスです。ネコアルク・カオスになってからみんな顔をそらして笑いを堪えながら、美緒だけがこっちに指を指して笑ってるとです。
カオスです。ついに久遠からも笑われたとです。


「そんなに笑わなくてもいいじゃないか」
「そ、そんなこと言われたって、ぷっ……」プルプル
「確かにこ、これは無理……くくっ」プルプル
「あはははははははっははは!!! ゲホッ! ゴホッ! ブフッ!! ………ッ!!」ゲラゲラ
「くぅ……ぷっ……クスクス」プルプル


みんなひどいや……てか美緒、呼吸困難になるまで笑ってるんじゃねえ!
それにしても……なんでこうなったんだ? あの神の遊びか?


――そうですけどなにか?


……吾輩は何も聞かなかった。
それにしても……


「そんなにこの姿が変か? 吾輩はプリティーかつダンディーな感じでなかなかいいと思うのだが?」
「「「「「ない。それだけはない」」」」」
「解せぬ」


ちくせう、なんで吾輩、こんなにdisられなきゃならんのだ……それにしても、そんなにダメなのか……グロ可愛いと思うんだが……もう俺は路地裏同盟に入るしかないのか? いや、リーズに殴り殺される……


「あはははははははっはっはははっ!!!」
「お前はもう黙れ」


さっきから一人だけ笑い続けている美緒に新しく手に入れた力の電撃を食らわす。


「あばばばばっばばばっばばば!?」
「加減がうまくできんな。美緒だから別にいいが」
「きゅ〜」ピクピク


電撃を浴び、黒焦げになる美緒。


「カオス貴様、陣内になんてことを! ……いや、いつものことか」
「そうそう、いつものことだから薫ちゃん慌てない慌てない。美緒も頑丈だし、このくらいならすぐに治せるよ」
「……美緒……無様……ププッ」


最近みんな美緒への扱いが雑になってる気がする。


「美緒は放置して飯にするぞ〜」
「「「「「は〜い」」」」」


気のせいじゃないな、もう慣れたってところだな。


「それにしてもカオスなんでそんな姿になったの? モグモグ」
「きっと神が俺に輝けと言ってるに違いないモグモグ」


――違います。


知ってるわ!!


「くぅ……モグモグ」
「ん? 久遠、頬に米が付いてるぞ。取ってやるから動くなよ」


久遠の頬に付いた米を取る。


「ん……ありがとう……モグモグ」
「こう見るとカオス、久遠
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ