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吾輩は猫である
無印
吾輩、この気持ちは……恋?
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のお兄ちゃんに……見えないね、うん」
「かおすがお兄ちゃん? ……なんか嫌だ」
「……死のう……美緒と……」


久遠に嫌って言われた以上、もう生きていく意味はない……でも一人で死ぬのは寂しいから美緒を連れてくしかない……ロープどこにあったかな……


「陣内と心中する気かまったく。そういえば陣内は今どうなってるんだ?」
「美緒は――」
「」
「まだ気絶してるみたいだ」
「美緒のご飯どうする?」
「吾輩がもう喰った」
「カップ麺でも置いとくか」
「……きつねうどんはダメ」
「じゃ、美緒は今日飯抜きだな」


美緒不憫な子。



いい朝だ、昨日の美緒との心中未遂の後、目を覚ました美緒が腹減ったっと言ってきたが吾輩が喰ったからない。そのことに怒った美緒がまた挑んできたが雷神拳でもう一度気絶させた。そして、腹の減っている美緒は久遠のカップ麺食ったから今久遠に電撃を受けている。


「」ビクンビクン
「……うぅ……きつねうどん……ぐすん」


また気絶したようだ。本当に美緒は懲りないなおい。


「久遠、油揚げあるけど喰う?」
「喰うー♪」


油揚げウマー。


吾輩は今、おやつもといジュエルシードを探している。臭いがないからなかなか見つからない……またど

こかに落ちてないk――


◇<やあ、またあったね!


あったよ。めっちゃ自己主張の激しい青い宝石が公園の砂場にあったよ。
よく子供に持っていかれなかったな。意外と綺麗だし、子供とかこういう物好きだし。
まあ、拾われても危険だし、喰うか。
吾輩は砂場にあるジュエルシードに向かう。
そして、砂場にたどり着きジュエルシードに足を伸ばす。


「にゃ?(ん?)」
「にゃん?(あら?)」


ジュエルシードに足を触れる寸前、吾輩の足の上に重なるように別の足がのせられる。


『あ、どうも』
『あ、こんにちわ』


薄茶色の猫があいさつを返してくる。
月村家にいる猫のように育ちが良さそウナ感じがする。


『あの〜、なんでこれを取ろうとしたんですか?』
『喰いたいから』
『食べるんですか〜……え?』


普通の猫でもこんな怪しい石ころを喰べようとは思わないだろう。


『こ、これは食べてはいけないものなんですよ! てかなんであなた魔力持ってるんですか!』
『この自己主張の激しい宝石を喰ったからだ!!』
『?!』


おうおう、驚いてる驚いてる。


「なんで意識を失わず、そんなに余裕そうなんですか!」
「あら、あんたも喋れるんだ」
「し、しまt、ってあなたも喋れるんですか……」
「気にするな。謎の生命体とでも思っとけ」
「はあ……」

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