第二章 A's編
第四十八話 『つかの間の第四次のサーヴァント達の話』
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人が色々と意見を述べている。ちなみにアリサ・なのは・すずかの順番である。
この三人は何かと機械に強いからそれぞれで意見を述べている。
「う〜ん…」
フェイトはそんな三人の意見を参考にさらにカタログをじっと見て悩んでいる。
私はというとフェイトと同じ立場になって聞いているだけ。
いや、なんていうかこういった機械関係の話題に関して私は、まぁ大丈夫な方だけど魔術師にとっては鬼門である。
ただでさえ衛宮士郎時代はひたすら使いやすさを重点において火の中水の中魔術の中でも大丈夫で頑丈な携帯をルヴィアに発注してもらって緊急時の時でしか連絡は取らなかったからあんまり使った機会がなかったのである。
この世界に来た時に荷物の中に一応携帯も入っていたけどこっちの世界ではただの鉄の塊と化してしまっていたので泣く泣く使っていないが…。
それなのでなのは達と友達記念という理由で携帯を一緒に選んでもらった時には結構難航した。
世界が違えばそれだけで技術力は違う。
元の世界より今の世界の方が進歩が早いらしくこちらの技術に慣れるのに少し時間を要した。
まぁなのは達の教えの甲斐あって今現在は人並みには使えるようになった。
今ではメールに写真を添付するのも普通にできるしカメラ機能も普通に使えるからいい。
…まぁ機械音痴のリンよりは少なくとも使えるだろうからそれでいいだろう。
リンは最後に会った時にですら携帯を持っていなかったらしいから。
例外があるとすれば何度かルヴィアの執事時代に会ったことがある名物教授。
彼は昔にある偉大な人物の影響を受けてゲーマーになりアナログがデフォの魔術師の中で知識が抜きん出ていたのが記憶にある。
しかもその名物教授は第四時聖杯戦争の生き残りらしく断片的にだが過去の話を聞ける機会があったので良かったと今は思っている。
閑話休題
私が昔のことをしみじみと思い出していた時に、
「ね、シホちゃんはどう思う?」
「え? なにが?」
「はぁ〜…聞いていなかったの。だからさっきから無言だったのね」
「えっと、ごめんアリサ。それでフェイトの携帯はどんなのがいいかよね?」
「ええ」
「…そうね。やっぱりメール機能とカメラの機能がいいのを選ぶのがいいんじゃないかな? 私もたまにメールに写真を添付しているし」
「そうね。シホはみんなで撮った写真を待ち受け画面にしているもんね」
「シホちゃんは“今”をとっても大事にしているもんね」
すずかの言葉で私は少し照れる。
そしてなのはとフェイトも一緒に頷いていた。
アリサは一人解らずじまいといった表情だったけど私の過去を知らないのだから当然の反応である。
だけどそれがいけなかったのかすずかがなのはとフェイトの反応に気づいた。
それで小声で、
(シホち
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