暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0123話
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ないが、簡単に言えば生きてるもの以外はなんでも収納可能で、この空間の中では時間が止まっている。例えば……」

 頭の中で空間倉庫のリストからホットドックとスポーツ飲料を取り出す。

「このホットドックは俺があちらの世界にいる時に購入したものだから最低でも半年前のものだ。だが、見ての通り湯気が出るくらいに暖かいし……」

 技術班の人間に見せつけるようにホットドックへとかぶりつく。ソーセージのパリっとした噛み応えと、焼きたてのパン。ケチャップとマスタードに炒めたタマネギがいい味を出している。

「この通りいつでも出来たてのまま取り出し可能だ」
「つまり、あの時ワンダーランドが突然消えたのは……」

 そう声を出したのは、ワンダーランドを回収した時にギャンランドの乗降口にいた技術班の人物だった。

「そう。俺がこの空間倉庫に収納した。今もこの空間倉庫の中に入っている」
「そ、その……もしかして、ギャンランドが避難したこの衛星基地も?」
「ああ。つい先程までこの空間倉庫の中に入っていた」
「コロニー並の大きさの物まで収容出来るんですか!?」

 また別の技術班の人物の質問に頷く。

「どのくらいの物が入るのかは調べられないから正確には分からないが、この衛星基地、ホワイトスターなら収容可能だ」
「ちょっ、ちょっと待って下さい! アクセル隊長、もしかして今ホワイトスターって言いましたか!?」
「ああ。知ってる奴もいるかも知れないが、あちらの世界でインスペクターよりも前に現れた異星人とハガネ、ヒリュウ改との最終決戦が行われている戦場に俺は転移した。その時にこのホワイトスターからハガネとヒリュウ改が脱出してきたのを見て、もう中に誰もいないんじゃないかと判断。試しに空間倉庫に収容してみたら、見事に出来た訳だ」
「じゃあ、ホワイトスター消失の謎って」
「ご覧の通り、俺のせいだな」

 俺の言葉を聞き、室内がざわつく。それもそうだろう。何せホワイトスター消失の謎はあちらの世界でも大きな議論となっていた。その謎があっさりと解決されたのだから無理もない。

「それでは、次に行くぞ」
「え? まだ何かあるんですか?」
「最初に言っただろう。幾つかの特殊能力を持ってると」

 そこまで言ってから、空間倉庫から銀色に輝いているスライムを出現させる。それを見た技術班のうち、数人が悲鳴を上げた。いきなり目の前に銀色の塊が現れたのだから無理もないが。ちなみに、現在のスライムは質量的にはPTサイズのものを余裕で包みこんで吸収が可能なサイズにまで容量が増えている。もっともその大半は空間倉庫の中にあり、今出てきているのは大人の頭くらいの大きさだが。

「これが俺の能力の1つ。見た目から単純にスライムと呼んでるが、実際には俺のもう1つ
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