暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第47話 忌々しき過去
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お付き合いしてたから、どっちのアルバムにもイッセー宅とうちとが同じくらいの割合で写ってたりする。

「皆さん本当に昔から一緒なんですね……羨ましいです」

 アルバムをめくっていたアーシアが羨ましそうな、そしてどこか寂しそうな目をしていた。そんなアーシアをレイナーレが後ろからきゅっと抱きしめる。

「そうね、私もその気持ち、ちょっと分かるわ。……だからこそ、これからは皆でたくさん思い出を作って行きましょう。ね?」

 それを聞いたアーシアは、瞳に涙を乗せつつも、ニッコリと笑った。

「はいっ! 皆さんでいっぱい写真を撮りましょう!」

 そのアーシアの言葉に皆も笑顔になる。ってあれ? そういえば部長は……?

 視線を巡らせると、皆の輪から少し離れてアルバムを凝視してた。

「……小さいイッセー」

 そう言う部長はまじまじと子供の頃のイッセーの写真を凝視しながら頬をほんのり赤くしていた。

「……幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー幼い頃のイッセー……」

 ぶ、部長ちょっと病んでる? 病んでるのは原作では朱乃さんだったと思うんだけど……。

「私もなんとなく部長さんの気持ち、分かります!」

 って純粋なアーシアは分かっちゃダメ! と、そこに黒姉が首を突っ込み、その写真を見るとにやり笑った。

「そうそう、確かこの時イッセーうちに泊まって、朝になったらおねsy……」

「だぁあ! 黒歌姉ほんとそういうこと言わなくていいから!」

 イッセーの恥ずかしい秘密をバラそうとした黒姉を、イッセーが後ろから抱きついて口を手で覆った。なんかこの前のキメラの時に黒姉を抱きしめてから、こうやって2人がひっつく回数が増えてる気がする。なんていうか……遠慮というか壁が無くなったっていうのかな? 白音ともよく膝に乗っけてくっついているし、やっぱりこの2人が皆より少しリードしてるわね。

「あら? これは……」

 と、そこでアルバムをめくっていた朱乃さんが不思議そうな声を上げた。

「どうしました? なにか変な写真でもありましたか?」

「えぇ。イッセー君と龍巳ちゃん、それに白音ちゃんがおかしな格好でおかしなポーズを……」

 と、そこまで朱乃さんが言った所で

「「「ギャアアアアアア!!!」」」

 イッセーと龍巳、白音がものすごい速さで朱乃さんの持つアルバムに飛びついたかと思うと、そのままアルバムをかっ攫って部屋の隅まで移動した。

「なんでまだこんな写真が残ってんだよ!?」

「あの時確かに処分した!」

「今はそんなことより早くその写真を処分してください!」

 と、白音が言った所で龍巳がその件の写真をアルバムから抜き取り、そのまま細
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