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もう一人のアルフィミィちゃん
逃げ出す準備をしますのA
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 視界に映るのは特殊脳医学研究所の文字。そう。通称特脳研。SRX計画に必要不可欠な要素T-LINKシステムを作動させるキー能力念動力を研究する施設です。私ことアルフィミィはその施設に一般人が近づける所まで来ました。しかし、身分も何も無く、人間ですら無いアルフィミィにはここまでが限界です。

「さて、襲撃はどうしましょうですの…………」

顎に手を宛て考える事数分。ポンと掌に手をあててみました。

「そうですの、人間でないアルフィミィは化け物らしく、アインストを使えば問題有りませんの」

この世界に居るアインストの本拠地である空間に意識を繋げて、強い存在を探して呼び寄せる。

「少し、手伝ってくださいですの」

『わかった』

了承を得るとあら不思議…………アルフィミィである私の前には沢山のアインストちゃん達が現れましたの。すると研究所も異変を察知したのか、けたたましいアラートが鳴り響きました。

「皆さん、出来る限り殺さずに殺っておしまいですの!」

アルフィミィの号令によって壁を破壊し、侵入するアインスト達。それを率いるのはアインストレジセイア。アインストレジセイアは全高100mを超える超大型のアインスト。アインストクノッヘン、アインストグリート、アインストゲミュートの3種類のアインストの特徴を併せ持っていますの。その圧倒的な攻撃力と耐久力を誇り、下位のアインストを生み出すなどの強大な力。自我を持ち、強力な思念による威圧感を感じさせ、持ち対峙した者を強烈に縛り付ける。その思念の力は他者を操るまでに至る。ぶっちゃけ、特機を揃えないとほぼ勝てない子なので、エルアインスとかランドグリーズが出て来て、ミサイルやらビームやら撃って来てもなんのその。再生させて、瞬く間に触手で串刺しにしたりして叩き潰して行くですの。

「お前達は誰一人として逃がしてはいけませんの。捕らえるか、無理なら殺してくださいですの。アルフィミィは中に入って行きますの」

『御意』

ふふ、壊した防衛兵器もアルフィミィの触手で吸いますの。バキバキと食べて行くのですが、気にしません。というわけで、アインストクノッヘン、アインストグリートを護衛にして格納庫部分から研究所内部へと無事に侵入しました。



 研究所の内部に入れば流石に敵も死に物狂いで怖いですの。九人くらいの人達が応戦して来ましたの。

「撃てっ、撃って撃って撃ちまくれ!!!」

機材を押し倒してバリケードにして防衛戦を展開していますの。ですから、飛び交う銃弾に硝煙の匂いがして…………ちょっと怖いですの。この研究所を護衛している者達がアサルトライフルを乱射したり、手榴弾を投げて来ますので、アルフィミィはちょっと転移して背後に周り…………ぶすってやってあげますの。


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