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『彼』とおまえとおれと

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「巫哉?」



 相も変わらず窓の外は薄暗闇を映している。



 どこかに出かけているのかもしれない。ぱたんと寂しく窓を閉じて日紅はのそのそと制服を着替え始めた。



 今、そばにいて欲しいのにな…。巫哉。
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