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好き勝手に生きる!
第二話「ヤンデレ怖いよヤンデレ」
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これでよしっと。


 出てもいない汗を拭い一息つく。あー、柄にもなく焦っちゃった。人一人にここまで取り乱すなんて、僕も変わったものだな……。


「……もういいかしら?」


 あ、忘れてた。振り返ってみると、すごくいい笑みを浮かべた女の人が立っていた。あー、これはあれだ。根掘り葉掘り聞かれるパターンだな。


 ……面倒。


 僕は袖を捲って時間を確認する振りをすると早口で捲し立てた。


「あー大変だもうこんな時間早く帰ってとなりのオオトロの再放送を見ないとていうことでさようなら! イッセーをよろしくね〜!」


 シュタッ、と手を挙げて脱兎の如く駆ける。僕は風になるんだ。


 背後には呆気にとられた様子の女の人の姿があった。イッセーを置いていったのが心残りだけど、まあ大丈夫でしょう。用心のためアレも施したし。


 あー、明日面倒なことが起こりそうだ……。


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